ブログを更新したいと思い原稿を作りました。
急に涼しくなり、体調を崩されて問い合わせの電話を多く頂きました。
季節の変わり目こそ、家庭医学の教えの出番です。
1.大人も子供も足湯が効果的です。
  年齢を問わず、毎日、実行します。
  台所でゆで物をした後のお湯がおススメです。40℃位で15分~20分、浸かってください。塩や生姜のしぼり汁を入れると尚良いでしょう。
  クエン酸15g~20g、重曹15g~20gを用意、お湯は37℃から38℃で足首まで浸け けます。
2.コンニャク療法も有ります。弱火で8分位茹でて温まったコンニャクをビニ―ル袋に入れ、さらにタオルで作った袋に入れて、肝臓を30分程度、温湿布します。その後、1分冷やしてください。腎臓も同じ様に温湿布しますが、冷やさないでください。
3.フレッシャーも毎日実行にしましょう。70歳の会員さんが今年の暑さの中、毎日フレッシャーを使ったところ、驚くほど今は元気、とのおハガキを頂きました。
4.枇杷(びわ)の葉エキスを基本の5ケ所に温湿布します。
  10月は枇杷葉エキスの季節です。作り置きしましょう。作り方、使用方法はすでにブログでご案内しています。

いずれもご不明な点など、電話での問い合わせください。夜9時頃まで受け付けています。
皆さん、体調を整えて秋の自然を楽しみましょう。
作り方を説明します。
赤シソ:400~500g (葉を茎から取り洗い、新聞紙に広げて、水気を飛ばし少し乾かします)
水:2.2リットル(沸騰したらシソの葉を入れ、5分~7分位煮出し、葉っぱは全部取り出し、色が付いた煮出し、汁を5分くらい煮詰めて火を止めます。)
氷砂糖: 自分の好きな味で決めてください(熱い内に入れましょう)
クエン酸:30g (煮詰めてできた汁が人肌くらいに冷めたら入れ、混ぜて溶かします。きれいな色に発色します)
ガラスびんかペットボトル(クエン酸が溶けたら入れます。この時、口いっぱいに入れ、しっかりふたを閉め、逆さまにした状態のまま一晩置き、翌日正常に戻して暗く寒い場所に保管します。冷蔵庫で保管できると尚良いでしょう。
   
<お酢を使う>クエン酸の代わりにお酢を使っても良いでしょう。実際に作って味見したところ、クエン酸が好みの味に仕上がりました。
甘さも出来上がってからハチミツを入れたり工夫してください。
糖尿病の有る方は水で薄めて糖分を入れずにお飲みください。疲労回復に役立ちます。
1年位飲用できます。
ちなみに、しそ(紫蘇)は今だけ売られていますので、買う機会が無くならないうちにどうぞ。
正食、家庭医学の処置法を実行すると必ず〈好転反応〉が現れます。

瞑ケンの3ステップ
  (第一段階-弛緩反応) 身体がだるい、のんびりしたムードになって、丁度、長湯の後の様な倦怠感が有ります。気持ちは爽快で何となく心地良い物です。これが第一段階に起きる現象です。
  (第2段階-過敏反応) 第一段階の弛緩が過ぎるとそれまで冬眠状態だった全ての機能や知覚が目覚め、皮膚の下た側を水が流れるような感や寒い様な感じがするようになります。発熱や下痢、発汗、痛みを感じたり、腫れたり、急性病かと思われるような過敏な変化が起こります。
  (第3段階-排泄反応) 第一段階、第2段階、第3段階を経過すると、体内の老廃物や悪いものが体外に排泄される時期です。例えば神経系統に故障の有った人は、皮膚に色々な変化が現れ、汗が多く出たり、皮膚病のようになる事もあります。
「瞑ケン」とは調整反応ともいいます。

①発熱②発汗③下痢④便秘⑤痛み⑥腫れる⑦湿疹⑧頭痛⑨悪寒⑩太る⑪しびれ⑫目が痛む⑬眠気⑭体全体がだるい⑮15身体が一時悪くなった様なきがする⑯穴といわれる所から毒素(老廃物)が吹き出す。
垢が出る、フケが多くなる、生理の出血が多くなり量も多い、耳垢、目やに、痔が一時悪くなる、水虫が悪くなった様な気がする、鼻血が出る、げっぷ、おならがでる、痰が出る、尿,糖の検査結果が一時悪くなる、便が白くなる、黒い便が出る、その他いろいろあります。
「例」
瞑けん          原因
急に頭が痛くなる    血圧気味だった為
下痢をした       代謝障害、慢性疾患だった
便秘になった      下痢がちな体質
下痢をして体が暖かくなった 冷え性だったため
あくび、目がしょぼつく  糖尿病体質
いろいろな所がしびれる  自律神経失調
朝目覚めが良く成る    調節機能障害だった
眠くて眠くて辛い     睡眠剤を飲んでいた為
湿疹が出始めた      アレルギー体質

これらは実際に体験し、報告を受けた例です。
筋肉は血液循環に大きく関わっていることから、継続的な筋肉の緊張は筋肉内の“鬱血(うっけつ)”をもたらして筋内圧を上昇させます。
その結果、酸素やブドウ糖の供給が減って、反対に発病物質である乳酸、カリウムイオン、水素イオンなどが増加します。
筋は”シコ”り、運動制限が起こります。
継続的な筋の緊張によるコリ現象は「圧痛コリ」というツボ現象を引き起こし、内臓諸器官に多大な悪影響を及ぼす結果となります。
コリが進むと機能障害が始まり、機能障害が悪化すれば、コリがひどくなるという悪循環を繰り返すことになります。
心臓のコリは乳酸が溜まった物ですけれど、心臓の筋肉を養う燃料にはなります。
「コリ」の種類
① 「張る」コリ 
 労働性の筋肉疲労や運動不足などで起こります。筋肉全体の緊張感で筋肉が緩み、伸びない状態の肩「こり」など、なんとなく重だるい感じです。この程度ではそれほど内臓諸器官への影響は少ない。
② 疼痛をともなう「コリ」
 筋肉の緊張がさらに強く長時間におよぶと、筋圧内はいっそう増加して血行傷害を起こし、乳酸等の発病物質が増えて疼痛をともなうコリへと発展します。このコリは、慢性の内臓障害(喘息、心臓病、慢性胃腸病、肝臓病)などの体壁的筋防御反応として表れる事も多いのですが、椎間板傷害、変形性脊髄症などの際の脊髄間圧迫による関節機能障害として、関連領域の皮下組織部に圧痛を伴うコリとして表れることも多くみられます。
③ 硬いシコリをともなう「コリ」
  圧痛性のコリからさらに進むことで筋肉の緊張は一層強まり、筋繊維間は圧迫を受け、著しい血行障害が現れます。その伸縮性も鈍り、緩で硬くなってしまい、弛緩しにくい状態となります。そして、次第に筋線維は硬い結合組織線維に置き換えられてしまいます。(結合組織炎)
指頭感覚で小豆粒大、線状、じゅず状などの硬いシコリとして手に触れ、圧痛をともなう事が多いです。老人の腰筋痛に見られるように慢性化して、コリが石灰化し石膏のように硬くなり、むしろそれほど圧痛を訴えない場合もあります。

フレッシャーを施術した場合反応の判定ですが、転がす前の状態をしっかり覚えておくことで、後の状態とハッキリ区別が可能です。
どの様に変化したかをよく観察してください。
硬結・コリ(大、小の変化)、圧痛(痛みの変化)、弛緩の変化(硬くなっていなければならない)、発赤(血液循環良好、浮腫の変化)を見ましょう。
たとえば、心臓に障害がある時は、左肩甲間部や左肩甲骨後面中央部に圧痛、コリが現れるのが常です。この事は心臓と体表の特定部位とが神経などの連絡系によって関係をもっており、危険信号を体表の特定部位に送って居ると考えれば分かりやすいでしょう。
それが体表(筋肉や皮下組織)の圧痛、コリとして表れるのです。
そのコリは心臓の危険信号であると同時に、防御としての役目を果たします。
すなわち、心臓の苦しみの「声なき声」としてコリが現れる事により、圧痛や自発痛(背中から左肩にかけての重だるい感覚)を訴える事が、治療への機会を与えてくれている、という事です。
逆にそのコリを温熱刺激治療によって除去(消去)すれば症状も軽くなります。一般的には内臓体表反射、体壁内臓反射と云われている考え方です。
これは、一般には認識されていませんが、労働性の筋疲労にもとずく肩、背中のコリが慢性化すると、その防御性が高じて心臓病を誘発する原因ともなりうるのです。ですから、たかが肩コリ、背中のコリくらい、とバカにはできません。
ストレスも精神的なコリを起こします。精神的疲労からくるストレスがたまると、肝臓に悪影響を及ぼします。イライラ、怒り、ガミガミと怒鳴り散らし、特に春には、肝臓の機能亢進(過度に働く)につながりやすい季節でもあることから、充分な血液が送られなくなり、悪影響が起こって、左肩甲骨上にコリを形成します。
ちょっと専門的な表現ですが、五行配当表の肝は筋も支配します。
(続)