coffee 日和 -5ページ目

nike fuelband

日本未発売のNIKE FUELBANDを購入した。

スポーツ時、ランニング時だけではなく、
人間のあらゆる活動を測定してくれるこのバンド。

FUELというナイキが新しくつくった数値も、
ナイキらしい考え方でいいなぁと思う。
どんな計算方法で算出されているかしらないけど
カロリーの3倍くらいの数値なので、
数字的には大きくて楽しい。
一日3000を出そうと思うと、わりと1万歩くらい歩かないといけない。
あと朝にジョギングをすると4500くらいいってくれる。
1日のすべてが数字になるというだけで、

なんとなく無駄な活動って、僕の人生でないと思っていいんだ

そして、

人生って楽しいなぁと思うようになりました。

たとえば打ち合わせで
楽しい話をしたり、笑ったり、考えたり。
そんな後にもFUELBANDをみると
数値が上がっているじゃありませんか!!!!

なんかうれしいですよね。
どこか、評価されているような気分にもなる。

あと、同じ1日なんてないってこと、
数値でみてもよくわかる。
毎日、同じくらい活動していなかったり、
すごくハードな日があったり、
あまりがんばってない日があったり。

自分のちょっとしたバロメーターとして
これからもお世話になろうかと思う。

青いって、いいなぁ。

とうもろこしを育てている。
先日収穫できた。

はじめて収穫したやつは青かった。
だからなんとも青々した味で、あまりおいしく食べられなかった。
次の週、残りのとうもろこしを収穫した。
次は完熟といった感じ。皮をむくと虫が数匹かじりついていたくらい
うまかった。甘かった。これぞとうもろこし。
こんなシロートな自分が育てて、いっちょまえに育ってくれた。
親心として、ほんとうにうれしい。

それから2週間後、枝豆も収穫した。
とうもろこしの青さは、苦手だったが、
それに対して
この枝豆という未成熟な段階の
青さってとてもいいなぁと思った。

それにもぎたてって、やっぱりうまい。
とにかく、味が濃い。
畑をかりたりしているので、
たしかに割高な野菜たちかもしれないが、
このおいしさはスーパーに並んだものに出せるか
考えたが、絶対に出せないなぁと思ったくらいうまかった。
というか、自分で育てて収穫したという想いが
何倍も格別な味にしているんだと思うけど。笑

もぎたてをゆでた枝豆は、
ちゃんと勝負してくる味っていうか、
口の中で枝豆の味がガツンとくる。

グランドで汗をかきながら必死に戦う
高校野球の球児のようなかんじといえば、
わかりやすいか、よけいややこしいか。


ふと枝豆の房をみると、
産毛がたくさん生えていた。

トマトでも産毛が生えているほうが甘いといわれる。
土の水分じゃたりないため、
空気中の水分をとろうと産毛がはえたトマトのほうが
甘味が凝縮されるんだとか。
なるほど、立派な人格ならぬ、
立派なトマト格の証拠なんだ、産毛は。

トマトの話と枝豆も同じなのかわからないが、
この甘さと、塩のハーモニーは、夏という季節を
好きにさせるには十分なものだった。

十代とはまた違う、「青さ」を感じた三十代の夏だった。

考える。

沢田明彦は、考えていた。中目黒に買ったばかりの高級マンションで。
昨日買ったばかりの91年の赤ワインを開けて、
わざと音を立てながら空気を含ませるようにワイングラスへと注ぎながら。

沢田明彦。37歳。ウェブデザイナーとしてフリーで活動させて、
最近は軌道にも乗り、社員5名ほどの社長として毎日過ごしている。

何を考えているのか。それはデザインではなかった。
本当はデザインを夕方に提出してチェックバックがある予定だったので
この時間は本来ならばそのことを考えているはず・・だった。
しかし、あっけなくクライアントからのOKが出た。
いつもならオフィスから最近見つけたバーへ向かうはずだったのだが、
この日は、どうも頭によぎることがあったので家へまっすぐ帰った。

それは昨日打ち合わせで向かった軽井沢から
ちょっと寄り道をして蕎麦屋へ向かった時のタクシーから見た風景だった。

田んぼが延々と続くその風景の中に突如現れる真っ白な漆喰の小屋。
それはデジャビュではなく、まぎれもなくはっきりとこれまで
肉眼で見たことがある風景だった。

それがいつなのか、最近なのか、幼いころなのか。
いや最近なはずがない。軽井沢へは時折行くが、こんな寄り道ははじめてだ。

幼いころ?九州出身の自分がこんな場所へ、旅行でも来るわけがない。
だったらなんだろう。。

ふと、頭に浮かんだ光景があった。

それは、まだ若い父親と母親が泥んこになった僕をみて微笑んでいる風景だった。

明日は幸い土曜日だ。行ってみるとしようか。。。。