『異常なし』と診断される原因不明の痛みの正体とは何だろう?
腰痛があるのでレントゲンを撮ってもらいに整形外科へ。
レントゲンには写らない痛み痛みを訴えて、CTスキャンやMRI診断を実施したのに、明らかな原因がわからなかったことはありませんか?
●腰痛でレントゲンを撮っても異常がなかったら?
●骨には異常がないのになんで腰が痛むんだ?
●異常がないなら痛みもないはずじゃないのか?
他にも腰痛でレントゲンを撮った時に
異常がないと言われる人って沢山いらっしゃるのでは?
しかし、画像検査に異常が特にみられなかったら、病院としては、「痛み止めと湿布を出しておきますので様子をみてください。」で終わるといった場合があるのではないでしょうか。
でも、それは、患者側からすれば、納得が出来ませんよね?
だって、痛いのですから、 ではいったいなぜ、レントゲンでもMRIでも異常がないのに、痛みがあるのでしょうか?
今回は、このような皆さんの、痛みと正確な画像診断結果の受け止め方をご紹介します。
「こんなに痛いのに、血液検査もMRIもCTも異常が見つけられないんです。
先生、この痛みの原因は何だと思いますか?」とおっしゃる患者さん。
今までに数軒の整形外 科を受診し、果ては大学病院まで渡り歩き、それでも原因がわからない、と訴えます。
これは、本当に異常が無いのでしょうか?
腰痛症で原因が判別できるのは、わずか5人に1人と言われているようです。
MRIやCTなど画像診断でも原因がはっきりしない痛みもあることを認識し、不安症や不眠症、痛みにとらわれないようにした方が良いでしょう。
皆さんが絶対だと信じていらっしゃるCTスキャンやMRI検査など画像診断と痛みに関してご紹介していきます。
診察から画像診断へ MRI検査で慢性腰痛症の場合は
検査方法、治療方法 MRI検査で腰痛の原因が分かる確率は、20~25%ぐらいしかありません。
骨に起因した痛みだと思っていても、実際は、骨とは関係ない原因で痛みを発症するケースは多くあります。
例えば、腰の痛みの場合に椎間板ヘルニアは、骨の異常に起因する疾病ですが、骨に異常がなくても、
「内臓疾患」によるもの、「ストレスや過度の心労からくる心因」からくるもの、「脳が痛みを記憶」することによるもの、
不自然な姿勢の継続や筋肉のアンバランスによる「背骨の歪み」などの原因によっても腰の痛みは発生します。
とくに、外傷もなく慢性的な腰の痛みの場合、筋肉が固くなりすぎて起こる痛みの場合もあります。
しかし、レントゲンでは筋肉は写りませんし、MRIでさえも筋肉の固さまでは、判別することはできないんです。
また、筋肉が原因で起きている痛みは、筋肉が緩んでくると痛みが改善してくる場合が多いのです。
はじめに、腰痛を例に説明しましょう。
患者さんは、いつから、どのような事が原因で、腰のどこの部位が痛いのか、足の異常はないか?
などさまざまな事をを問診で聞かれます。
そし て、触診や詳しい診察を経て、一般的な血液検査や腰のレントゲン撮影を行い、何か異常がないかを調べます。
しかし、この診察で明らかな異常が見つからない場合も あり、その場合には、医師の判断でさらなる画像検査であるCTスキャンやMRI検査が追加されると思われます。
CTスキャンとMRI検査 、CTスキャンとは、コンピューター連動断層撮影のことです。
身体に対して連続的なX線を投影することで、体を通り抜けたX線の変化情報を、コンピューターで 連続計算します。
その計算された変化を、コンピューターが処理した体内の画像として私たちは見ているのです。
特に、骨の変化には鋭敏で、有用性が高いこと が分かっています。
MRI検査は、核磁気共鳴画像法のことです。MRI装置は、電流が流れる大きなコイルによって電磁石を作り、そこに磁場を作ります。
患者さんは、そのコイ ルの中に体を入れます。すると体内の組織によって磁場の反応が異なるので、その差をコンピューターが計測するのです。
私たちは、コンピューターでその差を 強調して処理された画像を、体内の様子として見ています。MRI検査は、レントゲン検査やCTスキャンのように被曝がないというメリットがあります。
また、脳や 脊椎、関節の内部構造、血管の病変など、CTスキャンやレントゲン検査ではわかりにくい組織も画像に映し出すことができ、早期発見と診断にとても効果的です。
整形外科医は、運動器に関わるすべての組織である「骨」、「関節」、「靭帯」、「末梢神経」、「筋肉」などの疾病・外傷を対象とし、その病態の診療を行うのが専門分野ですので、その部位に「疾病」や「外傷」がある場合にのみ治療の対象とします。
なので、まず、患部に、異常があるかどうかを画像で検査し、「疾病」・「外傷」が発見された場合にのみ、「異常あり」と判断し必要な治療処置が行えるようになっています。
簡単に説明すると、腰痛の場合、レントゲンやMRIの画像で腰椎の骨の一部にヘルニアが発見された場合であれば、「異常あり」なので、病名を「椎間板ヘルニア」と診断した後、患部の外傷大きさにより、最悪は手術によるヘルニアの除去を行います。
従って、患者がどれだけ痛みを訴えたとしても、画像で「骨」に「外傷」が発見されなければ、「異常なし」と判断して、治療処置を行うことが出来ないという意味であり患者が訴えている痛みを否定しているのではなく、画像検査で骨に異常がなければその痛みの原因が何であるかは、分からないと言うことです。
一般的な統計にもよりますが、腰痛を訴えた患者さんの場合、明らかな異常がMRI検査などで見つかる割合は、わずか20~25%らしいです。
よって、腰痛症の5人のうち1人し か、異常は発見されないということです!
すなわち、もしあなたが腰痛を訴えて、いろいろな検査を行ったにもかかわらず、「異常が見つからなかった」という結果は、全く異常なことではないのです。
【カイロプラクティックでは】
腰痛や坐骨神経痛の原因について
坐骨神経痛は、椎間板ヘルニアをはじめとした腰痛や、内科的疾患など原因は様々です。
坐骨神経痛は、腰から伸びる神経の付け根である神経根が、椎間板や骨などから圧迫を受けて起こる神経痛です。
末梢神経の中で、最も太くて長い神経で、とても繊細です。
神経痛は、腰・下肢の冷えから始まり、湿気と寒さを好みますので、季節的な事と気圧の変化も影響大です。
慢性腰痛の人は、血行が悪く、足や腰が冷えやすいので、坐骨神経痛になりやすいです。
また腰椎症(変形性、すべり症など)の方も、冷えにより神経痛が増強します。
原因となる部分が、腰椎か、椎間板か、脊柱管か、尻の筋肉(梨状筋)か、内科的疾患か、出ている症状は同様に見えても、原因によって対処法が全く違うので注意してください。
帯状疱疹による足の違和感は、病院でご相談下さい。
【原因は、大きく2つに分けられます】
1 筋骨格系が原因の坐骨神経痛 骨盤・仙骨・股関節の歪み、腰椎(腰の骨)のズレ、梨状筋症候群、中・小殿筋、腰方形筋に問題がある場合 など
2 内科的疾患が原因の坐骨神経痛(カイロプラクティックでは適応外です)
脊椎腫瘍・骨盤内腫瘍などの腫瘍、糖尿病による神経障害、下肢の血流障害、膠原病など
【梨状筋症候群】梨状筋は、仙骨(お尻の真中の骨)の前面、および坐骨の大坐骨切痕の縁から起き、坐骨孔を通り、股関節(大転子先端)の内側面についています。
役目は股関節の外旋です。この筋肉が、外傷やスポーツなどにより、炎症を起こしたり・緊張状態が長く続く事が原因で坐骨神経を圧迫し、坐骨神経痛を起こします。
以下が梨状筋症候群の痛みの例です。
●イスに長時間、座っていると痛みやシビレがひどくなる
●前傾姿勢で、痛みやシビレが強くなる
●大腿の裏側やふくらはぎ、足先まで痛みやシビレがある
●痛みやシビレが出ている側を上にして横向き寝になると、更に痛みやしびれが強くなる場合もある
【中・小殿筋、腰方形筋に問題がある場合】中・小殿筋はスポーツ外傷、転倒時に痛めやすい筋肉です。
立位では痛みをあまり感じませんが、 座位だと骨盤上部に痛みが出たり、足にシビレが出ます。
左右どちらか、または両方のお尻の上部を押さえると痛みを感じる場所があり、無意識にもんでいたり、押していることがあります。
悪化すると、腰方形筋など他の筋肉にも影響がでてきます。
腰方形筋は、骨盤上部の左右から第12胸椎にかけてあります。
床から物を持ち上げる動作や、長時間またはくり返し、体を曲げたり捻ったりする時に痛めやすく、立ったり座ったりの動作時に痛みの出現が多いです。
腰痛や坐骨神経痛は上記のように様々な原因があります。
長年の経験と知識がないと根本を改善するのは大変に難しいです。
病院でレントゲンやMRIにより手術が必要だと言われたとしても、少しお待ち下さい。
レントゲンで変形が見つかったとしても、現在の痛みやシビレと関連がない場合もあります。
背骨の関節や筋肉の歪みやアンバランスにより痛みが起こっていることも考えられます。
カイロプラクティックでこれを改善して、坐骨神経痛のない生活を過ごすことも可能です。
整形外科では、骨盤の歪みや腰椎のズレと言う考え方はありませんが、カイロプラクティックで
骨盤・背骨の歪みを矯正して坐骨神経痛が解消しているのが現実です。
カイロプラクティックを受けていただきたい理由はここにあります。
病院で満足いく結果のでなかった方々が沢山来院されています。
お任せ下さい。