西国巡礼紀行 -花山院菩提寺-

先週末も行ってきました、西国三十三所巡礼です

かれこれもう２５か所以上回りました。

だんだんゴールが見えてきたところです。

((花山院菩提寺)) 番外札所

西国三十三所には、３つの「番外」札所がありますが、

そのひとつがこの「花山院菩提寺（かざんいんぼだいじ）」。

兵庫県三田市にあります。

西国巡礼を再興した「花山法皇（かざんほうおう）」が

隠棲したお寺と言われ、観音さまじゃなくて、花山法皇がまつられています。

三田駅からバスで３０分ほど、「花山院」のバス停で降りると……

こちらも、長い坂道が待ち構えていました！！

こうして写真で見ると

たいしたことないように見えますが、本当に急な坂…。

だって…

ベンチがこんな傾き加減ですよ！

横の垂直に生えた木の幹と比べると一目瞭然です。

この坂、「琴引坂」というそうです。

法皇が隠棲したときにこのお寺は女人禁制で、

法皇を慕って宮廷からついてきた女官たちが、

この坂でお琴を弾いて法皇に聞かせたそうです。

１０００年前の素敵な場面が思い起こされる名前です。

頑張って３０分近く歩くと、仁王門が見えてきました。

お地蔵さまが結構いらしていて、

すごく閑静な、静謐な雰囲気の漂うお寺です。

花山法皇の御廟所がこちら。

西国巡礼に回る人々は、中興の祖である法皇に、

道中の無事を願って、満願達成を願って、参拝するそうです。

（僕もご多分にもれず、お参りしてきました）

幸せの七地蔵、という方々もいらっしゃいました。

なんかちょっとカッコイイ（？）

紅葉もキレイでしたよ～！

今年はいつもよりは色づきが鮮やかではないようですが、

それでも、カエデの赤はこちらのお寺でも美しかったです。

境内からの眺望も素晴らしかったです。

天候にも恵まれて、三田の街並みが望めます。

写真は「有馬富士」。きれいな円錐形の山ですね！

下山して、バス停の近くで見つけた純白のサザンカ。

季節は晩秋から初冬へと、着実に歩を進めています。