最悪に備えるということ、そしてそれをどう伝えるかということ
テーマ:天気Twitter( @katahira_tenki )から転載します。また文字ばっかりで読みにくくて恐縮です![]()
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昨日の大雪で改めて感じたこと。
「最悪に備えるということ、そしてそれをどう伝えるかということ」。
予報を組み立てる際には、科学的根拠に基づいた範囲で今後の展開=「シナリオ」を考えます。
でも、必ずしもただ1つの展開に絞り込めるとは限らず…。
気象予測には必ずある程度の誤差幅があるので、
そのため「最も起こり得る展開はどうか」「最悪の場合はどうなるか」という違いに応じて、
複数のシナリオを予め用意しておくんです。
基本の予報としては「最も起こり得るシナリオ」で考えますが、
「最悪シナリオ」になる場合にはどんな兆候があり得るか事前に考え、
その部分をいっそう重点的に監視。
そしてその兆候が出てきたら、スムーズにシナリオをシフトさせて適宜予報を修正、という手順です。
これが合理的な方法。
昨日の近畿の大雪は、前夜~朝の時点では
「沿岸の都市部雨・内陸雪」ぐらいが最も起こり得る展開でした。
ただ、ごくわずかな気温の差で大雪・積雪の可能性も十分に含んでいたため、
「市街地含め積雪・大雪」という最悪シナリオも用意し、
降り出した後の気温下降、降水の強さや量、周辺各地の積雪の状況などに
特に注意しながら臨んでいました。
(皆さんからの雨・雪・積雪の情報は、この点でもすごく助かり、
役立たせていただいたんです。改めて本当に有難うございました)。
課題点は、「最悪シナリオ」の危険を事前にどう伝えるか、
高確率ではないけど状況次第で十分あり得る展開にどう備えていただくか。
地道で地味だけど、その都度丁寧に説明し、
対応の助言まで適切に行うのが誠意ある解説だと思います。日々精進。
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