西国巡礼紀行 -三井寺-
土曜日に岩間寺に行ったあと、昼過ぎには次のお寺に向かいました。
こちらも、「秘仏」公開中です!!
((園城寺)) 第14番札所
滋賀県大津市(こちらは大津の西のほう)、園城寺(おんじょうじ)。
こちらも通称「三井寺(みいでら)」の名のほうが知られていますね。
延暦寺・東大寺・興福寺と並んでかつては「四個大寺」と呼ばれたそうです。
京阪電車の三井寺駅から歩いて10分もかからない所にあります。
(今回は、山道じゃなくて良かった…。石段はあるけど)
この三井寺の観音堂が西国巡礼の札所。
こちらのご本尊は「如意輪観音坐像」で、
観音さまが座って、ほおづえをついて、何か考えていらっしゃるお姿でした。
ロダンの「考える人」を彷彿とさせるご本尊…。
ほかのお寺ではあまり見たことのない、珍しいタイプの仏像でした。
今回のご開帳は31年ぶり。
ゆっくりと拝ませていただきましたが、
お堂の中の時間って、本当にゆっくりだなぁ、と感じました。
100年、1000年という時の流れに比べたら、
僕らの1年、10年という時間って、長いようで短いんですね。
観音堂の裏の高台に上がると、
はるか琵琶湖の対岸まで望める眺めが楽しめました。
土曜日、本当に雲ひとつない青空でした~!
こちらも紅葉が見ごろになっていました。
鮮やかに色づいた紅葉とお堂…
この組み合わせも僕、大好きです。
いくつものお堂が建っています。こちらは国宝の金堂。
その横には
近江八景のひとつ「三井の晩鐘」がありました。
どことなく、ほかの鐘よりやわらかで、
まわりを包み込むような音色の鐘でした。
三井寺駅前のお肉屋さんで買った「近江牛コロッケ」
あつあつ、まわりはサクサク、なかはホクホクで、本当においしかった!
京阪三井寺駅のベンチ。
すべての椅子に座布団がついていました!
この心遣いというか、なんだか嬉しくなりますね。
(おまけ-3)
その京阪石山坂本線。
途中、浜大津付近では路面電車のように自動車と並んで走ります。
住宅地の中を縫うように進んで行って、情緒あふれる路線でした。
僕は熱烈な鉄道ファンというわけでないですが、「前面展望」の動画を…。
(早朝や深夜に、クラシックのBGMでこんな番組やってると、つい見ちゃうんですよね…)