西国巡礼紀行 -紀三井寺・粉河寺-
朝晩は急に肌寒いくらいになりました。
昨夜から毛布2枚体制で寝床に入っている片平です
実は僕、来週は遅ればせながら、夏休みをいただいています。
(本当は先週の予定だったんですが、台風接近のため1週間延期していました)
そんな夏休み初日のきょうは、気持ちいい青空のもとお寺を巡ってきました!
((紀三井寺)) 第2番札所
正式名は「金剛宝寺護国院」って言うんですって。
お寺の前に着くと、長~い石段が迎えてくれました。
200段以上もある石段を登りきった先にあるのが、
こちらの本堂です。
実は僕、紀三井寺に行くのは今回でもう3度目なんです。
本堂の横にある、なんの変哲もないサクラの木なんですが…、
そう、実はこの木、和歌山のサクラの「標本木」なんです!
この木のサクラの花が5~6輪咲くと「和歌山のサクラ開花」が発表されるという、
和歌山地方気象台の観測標本が紀三井寺にあるんですね。
(ちなみに近畿では、気象台の外にサクラの標本木があるのはほかに、
大阪:大阪城公園、神戸:王子動物園 だけです)
これまではこのサクラ目当てで来ていたんですが()、
今回はお寺と観音さまのご開帳が目的…(←こっちが普通?!)。
紀三井寺には秘仏のご本尊が「十一面観音」と「千手観音」の2つあり、
どちらも50年に1度開扉される、大変ありがたい観音さまでした。
紀三井寺の観音さまは「荒仏(あらぼとけ)」といわれるそうで、
確かに観音像にしては珍しく、男性的ながっちりしたご本尊でした。
天気にも恵まれ、和歌の浦が眼下に一望できました。
この写真で島と島の間にうっすら見える向こう側の島、なんと「四国」だそうです!
((粉河寺)) 第3番札所
続いて訪ねたのは粉河町の「粉河寺(こかわでら)」。
粉河駅前ではいきなり、かわいい像が迎えてくれました。
粉河寺の昔話にゆかりの深い、「童男大士」の像です。
駅前から続く参道を歩くこと10分程度、
本堂は一重屋根と二重屋根のふたつの建物が合体した、
粉河寺のご本尊は残念ながら「絶対秘仏」で、
これまでに一度もご開帳されたことのないご本尊なんだそうです。
今回も内陣の厨子の扉は閉ざされていました…。ザンネン!
境内にあった、古い由来のある「湯浅桜」。
一部の葉っぱは黄色く色づき始めていて、
だんだん「桜紅葉(さくらもみじ)」の季節が近づいているようです。
粉河寺参道にあるお寿司屋さんでいただいたちらし寿司
いろんな具材がふんだんに使われていて、おいしかった~!
和歌山駅でみかけた「いちご電車」
和歌山電鉄・貴志川線の車両のようですが、
いちごミルク的な色調で、メルヘンチックでかわいかったです