タバコを吸い続け十数年。
体に悪いとは分かっていながら、吸い続けていました。
ちなみに禁煙は挑戦した事すらありません。

禁煙のきっかけは体調がずっと芳しくなかった事。
そのせいで同僚、家族に迷惑をかける事が情けなかったのです。
あとは、かみさんの両親からの言葉。
「子ども、自分の為を思うのならやめなさい」

この言葉が響きました。何度も言われていた言葉でしたが、今回は・・

タバコをやめるにあたってまず、やった事です。

○なんでタバコを吸うのかノートに書き出す
・タバコを吸うと落ち着く
・暇を潰せる
・習慣になっているから
・喫煙者が多い職場だから
・無意識に火をつけている

○なんでタバコをやめるのかノートに書きだす
・健康に良くない
・子どもの為
・自分の将来の為
・お金がもったいない
・喫煙している時間がもったいない
・喫煙所をいちいち探さないといけない
・外食する時喫煙席を待たなければいけない(仕事時)

○身近にある全ての喫煙道具を捨てる
・灰皿(携帯灰皿)
・ライター
・タバコ
・タスポ(シュレッダーへ)


まず、上に挙げた3つを先にしました。
なぜ、タバコを吸うのか、そして、なぜやめるのか、自分の中で整理をしました。
そして、全ての喫煙道具、喫煙連想させる物を捨てました。
1本しか吸っていなかったタバコの箱をぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に捨てたり(笑)

そして、かみさんに「もう、タバコやめる。」と宣言し禁煙スタート。

次の日、自分をより納得させる為に、評判がとても良かった読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)を購入しました。

自分の中で後戻り出来ない状況を作りたかったのです。
両親、同僚に「タバコをやめる」と宣言したのもそうです。
やらなければいけないと自分にプレッシャーをかけました。
そして、この禁煙セラピーを読んだのです。

本を読み進めると、タバコを吸う理由を挙げるなど、本に実際に書いてありました。
本文に「本を読み終わるまでタバコはやめないで下さい」と記述してあり驚きながらも読み進めていきました。
僕が「なるほど」と思った事を抜粋。

○タバコは習慣ではなく麻薬中毒
○タバコはなにも与えてくれない
○タバコをやめて失うものがあるか?
○喫煙の利点
○禁断症状などもともと存在しない
○代用品を使っても効果はない
○もう吸う必要のないことを心から喜ぶ

挙げた以外にも幾つも、なるほど~となる事が書いてあります。
不思議と読んでいる内に、タバコの存在が薄くなっていくのが分かりました。
読み終わった後には
「あー、俺にはタバコなんて必要なかったんだな」
となりました。

項目にある”代用品を使っても効果はない”ですが、ここでは「ニコレット」や「ハーブタバコ」を挙げています。
僕自身、やめるにあたり気をつけたのが”体重を増やさない”という事でした。
なので僕は一切ガムやアメを口にしてはいません。
口に入れたのは水、お茶だけです。

口が寂しい、手が寂しい時は大きく深呼吸です。

そのおかげで、体重の増減はありませんし、食生活に変化はありません。
しかし、ご飯は確かに美味しく感じる様になりました。

あと”もう吸う必要のないことを心から喜ぶ”
これは確かに喜ばしい事です。

今までは、起きて、通勤の途中、休憩中、食事前後・・など様々な場面で喫煙をしていました。
今はそれをしなくても良いのは素晴らしい事です。
タバコをやめてまず気がついたのが、タバコの匂いです。
煙がこれほど臭く、それも自分に纏わりつき、周りにどれだけ迷惑をかけていたのか
喫煙していた時は気が付きませんでしたが、体臭がもうタバコの匂いになっていたのです。
わざわざ、タバコを買う必要もなく、吸う場所を気にしないでいい、誰にも迷惑かけなくていい。
いかに、喫煙行動事態がストレスになっていたかよく分かります。
タバコをやめてから、本当のリラックスを知った気がします。(本来知っていたはずなんですけどね)

そして”喫煙の利点”を読んで下さい。
この答えを見れば「確かに、そうだ、アホらしいなぁ。(喫煙が)」となります。

この本で書いてある事は、自己啓発、催眠療法に近いかもしれません。
”洗脳には洗脳で”例えが間違っているかもしれませんが。。

本当にタバコをやめたい人にぜひ、お勧めの一冊です。