東京の放射性物質降下量の1960年代と同水準とする記事についての考察 | かたさん

東京の放射性物質降下量の1960年代と同水準とする記事についての考察

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降下した放射性物質の月別推移 産経より
降下した放射性物質の月別推移

縦軸の「放射性物質の降下量」を「対数」表示しちゃあダメでしょう?

とりあえず上のほうだけ伸ばしてみたけど、もっとかなぁ(笑

いやあ、まじめに作ってくれる人がいるんですねぇ。感謝!、これはいい。2011-05-05 21:35:11 追記
降下した放射性物質の月別推移補正版


しかし、このデータには、福島第一原発事故でのストロンチウムの数値は無いので、評価に値するかは不明。


とりあえず、わかっているものだけでも比較してみましょう。

3/18~4/23の累積
福島原発事故のでの放射性降下物
東京都(新宿区)

放射性ヨウ素 131I84939.3 Bq/m2
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=0

茨城県(ひたちなか市):212725.5

放射性セシウム 137Cs6911.3 Bq/m2
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=1

茨城県(ひたちなか市):28665.2


福島県のデータは、測定はできているのでしょうが、公表されたりされなかったりということで、まあごく普通に考えれば、放射性降下物は最も多いのでしょう。

問題なのは、福島県を除いたとして、茨城県が第一位、そして第二位が東京都だということです。


で、現在、よく比較されるのが「チェルノブイリ事故」ですが、これも今ではあちこちに落ちていますのでいまさらなんですが・・・、

チェルノブイリ事故での放射性降下物

人口130万人のドイツ・ミュンヘン
放射性ヨウ素 131I: 92000 Bq/m2
放射性セシウム 137Cs: 19000 Bq/m2
http://www.davistownmuseum.org/cbm/Rad7b.html

ドイツのセシウム137の降下量マップ
http://livedoor.2.blogimg.jp/misopan_news/imgs/3/6/36d0b097.jpg (Bq/m^2)


以下の数値と、今までの数値を比較して、政府は「安全」とか「直ちに影響はない」といっているわけですが、最終的には、個人個人が判断するしかないでしょうね。

1kgあたりのベクレル数(Bq/kg)
1  WHO基準(水)
10  WHO基準(野菜)
10  日本の3月16日までの基準値(水)
40 原発から海へ排水する汚染水の基準値
100  日本の乳児飲用に関する暫定的な指標値(水)
170  アメリカの法令基準(飲食物)
210  東京都金町浄水場
300  日本の3月17日以降の暫定指標(水)
370  日本の3月16日までの基準値(野菜)
965  福島県飯館村の水道水
1,000 WHO基準 ←餓死を避ける為に緊急時に食べざるを得ない非常事態時の数値
2,000 日本の3月17日以降の暫定指標(野菜)

これでも、安全だと考える方はそれでいいんじゃあないでしょうか?

でも親であるなら、子供に強制することは、どうなんでしょうか?

ただし、わざわざ、放射能で汚染されたものを食べる必要も無いわけで・・・。

特に子供達には、なおさらそういった危険に曝す必要は無いでしょう。

郡山でもせっかく校庭の表面の土を集めたまでは、評価できますが、そのまま積み上げてブルーシートで覆ったままです。

あれはかえって危険だと思うんですが・・・、早いうちに埋めるなどしないと雨が降る季節になれば、元の木阿弥状態となるわけで・・・。


私などは、60年代にこんなことは全く知らずに浴びてきていますから・・・、