それは誠意ではありません。 | 柏木ノアの人間関係改善術ブログ

それは誠意ではありません。

連休も終わりですね~

気温がどうも定まらない感じの東京…

半袖の服をしまうタイミングがわかりませんあせる



カレンダーとそれほどリンクしない生活なので、
連休中もこれといってレジャーらしいことはなかったのですが、


先日友人と行ったお店のお話…



ショッピング中におなかがすいたので食事をしようと入ったカフェレストランでのことでした。




注文後しばらく経っても前菜もなにも出てこない。


随分遅いなあ…

と思っていると
店員さんがやって来て


「先程のご注文なんですが、
もう一度お願いしたいのですが。」



とおっしゃる。





あー
これは…
言ってはいけないコトを…




予想通りに(汗)
友人は怒りましたね~


どの部分にかと言うと、




なにもなかったようにもう一度聞き出そうとする態度、です。
あわよくば謝らなくて済む感じに話が進む可能性もありますよね。



こういう場合、
こう聞かれると、ほぼ全員が聞き返すと思います。


「それはどうしてですか?」



って。



どういう理由で、を知ってるのは向こうなので
どうしてですかという当たり前にするであろう質問を
待たせている客にわざわざさせる、というのは
客に対しては失礼な事なのだ、と。


こう言ったらなんだけど、
どのみち申し訳ありませんを言わなければいけないわけだから
最初に言う方が余計な怒りを買わずに済むと思うのですが…

説明によると、
システムトラブルで注文データが消えたということでした。


最初に怒っちゃったせいで、
こんなにすいてるのに何十分も待たせて気付かないもんかね、
と意地悪な気持ちにもなってしまう悪循環なんですけど、


私的に

それはいかん!


と思ってしまったのはこのあと。



友人がハッキリと不快だという意思表示をしたからなのか
最初に注文を取りに来た若い女性の店員さんがいらしてくれて

私のミスで…ってわざわざ言ってくれたのですが…


お店のシステムについてはわからないし、
そもそもこの店員さんに責任があるとは限らないので
この方に対してどう、とは思ってなかったのですけど


大変申し訳ありませんでした、とおっしゃってる時の表情が、


泣き顔っぽい、泣いてない顔。




ごめんなさーい!
これは大アウトです!!


人って、本当にマズイなと思って
最初に謝るときって
わりと真顔で蒼ざめたような感じになっていることが多いんです。

許されるとは限らない、と思って話すとき、
どうにかわかってもらえなきゃと思うから
結構真剣な余裕のない目をするものです。

偽泣き顔だと目をつぶってるに近い感じになるのでこちらの目を見て話していないんですね。



しかも、
怒った友人にじゃなくて
最初になにも言っていない私の方ばかり向いてそういう表情をするもんで


情状酌量に持ち込めると思ったのかなあ、
これだけ待たされて甘えられても…


と思って



そのまま無反応+無表情で相手の目を見ていました。



彼女の思う、
そろそろ許し文句が客から出るだろうな、っていうタイミングでも
私が目をそらさずに無言でいたので
一瞬彼女の顔がこわばりました。


やっと本心で接してくれたか~



注文間違いとかシステムトラブルなんかはあることなので
そこは仕方ないと割り切れて特に怒ったり反論はしないですけど、

謝らずにお客にマイナスの部分を持たせる形にするのとか
申し訳ありませんを言う自分に酔ってるのかなと思うような顔されても



自分が一番大切で
自分が一番大好きなんです


って複数の店員さんにわざわざ見せに来られたみたいでなんとも楽しめない気持ち…




食事はとても美味しかったから、
また行きたいって素直に言う気になれないのも残念です。


自分大好き、って本来いいことだと思うんですけどね。

他の人の時間や気持ちを割いてでも
その価値観を共有せよ、という態度ほど
受け容れる気持ちをなくさせるものなんだと
勉強になりました。


相手が怒った理由に関して対処しようと行動するのは誠意ですが、
誠意を見せるフリしてます!って気付かれる状態を押し通すのは誠意にはならないですよね。