梅雨の時期・お風呂のカビ対策について | 京都市右京区 柏木産婦人科のブログ

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京都市右京区の柏木産婦人科のブログ。院長とスタッフによる日々雑感ブログです。

毎日蒸し暑い日が続きますね。
この蒸し暑さは盆地ならではの京都独特かもわかりませんが、私の「梅雨明け」のイメージは祇園祭の終了、早朝からセミの鳴き声、突然の雷と夕立、甲子園の予選の開始…です。

 

今回のブログは浴室の壁や床、天井の黒カビについてです。

今の時期は蒸し暑さと湿気で注意していても浴槽等はカビが発生しやすい環境ですのでどうぞ、ご参考ください。

 

 

※出展・東京ガス様HP

 

秋から春までの間、浴室の壁や床がカビで黒くなる事はあまりありません。しかしカビの菌自体は1年中いて気温が25度近くになる今の時期(6月~7月)に一気に増殖して黒く見えるようになります。

1月~5月まではカビは潜伏期、5月~7月が25度近くになると一気に増殖、真夏の30度を越えてくると増殖のスピードは一旦おさまりますが、9月~10月がまた増殖に適した温度になり、冬に近づくにつれ減少(潜伏期)というサイクルです。

 

 

カビが増殖する条件

 

① 20-30度の温度
② 湿度70%以上の水滴を伴った水分
③ 人の体から出た皮脂や垢などの汚れ です。

 

この条件は私たちの生活で言うと浴槽がこの条件に当てはまります。

 

 

★浴室のカビ対策として

 

①浴室を使ったら必ず浴槽にフタをし、室内を換気して温度と湿度を下げます。

 

②壁や床にお湯のシャワーをかけて、石鹸やシャンプーの泡と一緒に飛び利っている体の汚れ(皮脂・垢)を流し落とす。

 


実はお風呂掃除の盲点としてカビの増殖を抑えるためには天井の掃除が重要になってきます。
天井!?とお思いかもわかりませんが、菌の胞子は天井に滞留しており、壁や床を一生懸命掃除しても天井から降ってきているのが現状です。

天井に潜んでいるカビ菌を含めよく室内の菌を元から断つためには除菌成分を煙で室内に充満させる商品もあります。
黒くなってしまった床や壁をきれいにし、除菌成分の市販の洗剤を併用すると菌の胞子は無くなり、それ以上黒カビが広がる恐れはなくなります。

 

煙をたく商品(ライオン)や洗剤(ジョンソン&ジョンソン)

 


天井のカビは

壁や床に湯のシャワーをかけ、入浴後のお風呂には浴槽にフタ室内換気が基本です。

一日の疲れを癒すバスタイムを快適に過ごして夏に備えていきましょう!

 

 

今回は風呂場のカビについて触れていますが、夏場に大活躍する「エアコン」のカビも気をつける必要がありますね。

特に小さなお子様やご年配の方にとって、気管支喘息アトピーアレルギー性鼻炎くしゃみと健康を害する事につながってしまいます。

 

冬場(年末)の大掃除から気付けば早いもので半年経過しました。

エアコンの本格稼動前の今の時期に、こちらも掃除と点検をされてみてはいかがでしょうか。