朝から、苦吟していたが、ブログのテーマが容易なことには見当たらない。この間、ずっとカンカン照りだったのに、梅雨に戻ったようだ。それだけで部屋は、涼しい。昨日に比べても室温は、わずかに2度低いだけである。
テーマを20ほど、菜園・田舎生活・ダイエット・ペット・交友・女友達・家族・夫婦etcが用意してある。今回は、なかなか書きたいものが見つからない。菜園は、今が盛りだから、収穫も多い代わりに、テマヒマもかかる。ただ雨が降ると、水遣りの必要がないぶん助かる。家から長いホースを使えば、水やりはわけなくできる。それでも天からの雨水には敵わない。

雨よけ


雨を喜んでいる一方で、雨の嫌いな野菜もいる。それはトマトである。わが菜園でもビニールで覆って高うねにして、雨が降っても水抜けがしやすいようにしてある。トマトは家で食するだけだから、実割れ・尻細きゅうり・石ナスでも平気なのだけど、できれば美しいトマトが欲しい。

原産地のアンデスは、乾燥した砂漠地帯である。本来は、肥やしも水も多くは要らないはず。もっとも太陽の恵みだけは、どうあっても欲しい。この間は、太陽が照っているのに、ビニールの覆いを外すの忘れてしまった。これがかえって、好結果をもたらして、熟すのが短時間だった。


野菜作りをしていると、ときどき面白い発見もある。トマトは、種を毎年ポットに蒔いて苗を育てている。それだけじゃ寂しからと、いろいろの種類の苗も買う。トマトは1年生草だと思い込んでいたが、多年生草である。もっとも露地栽培では、無理なるもビニールハウスでは、採り終えた幹を支柱からずり下ろす。そうすることで幾年も連続して、収穫できると聞く。

連続摘芯と捻枝

トマトはもともと、一本仕立てにして間引いて果実の数を少なくする。そうすれば、実が太って美味しくなる。一方で、味が少し落ちても、一本の株から沢山の量を生らせたいと考える人もいる。だったら、欲張って一本の株から、最大限の甘いトマトを収穫できないものだろうか。実は、そんなテクニックがあるから面白い。それが連続摘芯栽培と捻枝である。捻枝(ねんし)というのは、「うっ血」という技術らしい。例えて言えば、人間が正座すると血液が足に溜まって脚がしびれる。トマトも栄養が溜まるように、茎を捻(ひね)るやり方である。

捻枝

そんな技術的なことは専門書に譲るとして、久しぶりの雨である。雨合羽に身を包んでいるトマトの木々に思いを入れてみた。最近のトマト、なかでもミニトマトはちょっと果実のように甘い。そんなことを考えていると、甘いってどれくらいかが気になるもの。糖度計が欲しくなった。甘いってメロン・西瓜・トマトと測ってみたいものである。今回は、<雨の日と甘いトマト>をテーマにしてみたが、うまくまとまったろうか。