昔は人と衝突することが多くて、

(口論になるというより、

 一方的に言動を責められること多し。)

あとになっていつも自分を責め、

どんどん人に会うのが怖くなり、

カラに閉じこもっていった。


でもよくよく考えてみたら、

私の存在とか

生まれもった性格が悪いのではなくて、

「単に、人とのおつきあいの

 スキルが足りないだけなんだ」

と気づいた。


これからは、

そのスキルアップだけに注目しよう。

失敗もどんどん肥やしにしよう。

人生は学ぶためにある。


人と、仲良くしたい(うまく調和したい)。

これが目下の、唯一の、切なる願いだ。


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こんな風に思うようになったのは、

ある夢を見たからだ。


数日前に、守護霊さまに

「自分は来世にどんな生活をするか、

 夢で見せて下さい」

とお願いして寝たら、こんな夢を見た。


雲のない夜空から私はすばやく下降して、

ネオンのまぶしい大都会のビル群にある

道路上に、スタッと着地した。


街はとても美しいのに、車も人も見当らない。


私と同様に空から降りてきた少年がいたので

話をしようと追いかけるが、

少年はニコニコしながらも

私を置きざりにして遠くへ走り去ってしまう。

「周りをよく見てごらん」と言いながら。


夢からさめて、分析してみた。

「文明が発展しても、

 人がいないとさびしい」という印象だった。


私は初めて「人恋しい」と

感じる自分に気づいて、

自分の望む未来を考え直した。


自分さえ整っていればいいと思うのは、

もうやめようと決めた。