先日、風邪を引いたので、仮眠を取ることにした。

たくさん汗をかいたら、熱も下がるだろう・・・。

その時に見た夢。


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私はスーパーのレジ打ち係をやっていた。

新人として、そこに配属されていた。


人の良さそうなサラリーマンがカゴを持って来た。

私は中の品を一つずつレジに打ちこんでいく。


が、途中で間違えたので訂正したい。


他のレジ係のオバサンたちに声を掛けた。

「この訂正方法、どうやったらいいですか?」


すると、レジのオバサン方が全員、

「あんたね、そこに立ったら、全て出来るのが常識なのよ」

と言うではないか。


レジの打ち方をろくに教わっていないのに・・・。

目が点になり、途方に暮れた。


一方、客であるサラリーマンは、

レジが済むのをただぼんやりと待ってくれている。


このままでは、仕事がはかどらない。

なのに、この周りの仕打ちは一体何?!


体中を怒りが駆けめぐり、こうなったらレジスターを、

星一徹のちゃぶ台返しのように、

地面に投げつけて壊してしまおうか、とまで

気持ちがやけっぱちになったところで、急に覚醒した。


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体中が汗びっしょりだった。


そして、夢のことをもう一度なぞる。


私がすべき事はなんだったのか。


もちろん、そこでヤケを起こして

レジスターを壊し(仕事放棄)、後に弁償するというのは

一番やってはならないこと。


10個の品物の内、4個しかレジを通していないけれども、

教えてくれなかったオバサンたちが悪いのだから、

4個分のみの勘定で済ませ、残りの6品分は

客にタダでくれてやるという方法もあるが、

オバサン方への報復になるのかどうか。ならないだろう。


一番ベストな方法は、客に対して、

「すみません。このレジ、故障してしまったので」と説明し、

品物全てを一つのカゴにまとめてあげて、客に戻し、

他のレジに行ってもらうよう促す。

で、私は、自分のレジを「作業中」としてストップし、

レジの使用方法をもう一度おさらいしておく。


うん、これが良いだろう。


答えが出たので、安心して、二度寝した。


*****


実は私は、レジ打ちにトラウマがある。


レジ打ちのバイトを過去に何回かやって、

その時の失敗が未だに尾を引いている。


それを夫に話したところ、

「それは昔のレジの話だろう?

 今のレジは、バーコードだから打ち間違えもないし、

 おつりも自動で出てくるんだから、

 へっぽこ主婦なお前でも間違えようが無いだろ」

と一笑に付された。


けれどもやっぱり、レジは苦手。


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こんな夢を見たのも、

今のPTAの仕事の引継ぎが曖昧だったからだ。

まあ、それは、もう良い。


とにかく来年度、自分が引継ぎをするときは

ちゃんとしてあげようと思う。