久し振りに試写会に行ってきました。スパイク リー監督の「セントアンナの奇跡」です。


ある郵便局員が切符を買いにきた客を射殺するというショッキングな場面から始まります。なぜ郵便局員はその客をいきなり射殺したのか...?


第二次世界大戦中にアメリカ兵とし日系人だけの部隊が存在したのはよく知られていますが、ヨーロッパ戦線には黒人だけの部隊「バッファローソルジャー」というのが存在したのですね。この映画で初めて知りました。その当時のアメリカは部隊の中でも、平然と人種差別が行われ、こんなにひどいものかと思う場面がいくつかありました。


私、戦争映画は正直苦手なところがあり(なにしろ、血が吹き飛んだりばさばさ人が銃で撃たれていくので)、でも結構いい作品が多いんですよね。「プライベートライアン」も最初からひどい場面がありましたが、作品としては素晴らしかった。


この作品も途中人と人とのつながりの素晴らしさを伝える一方、人だから起こす裏切りもあったり、なかなか見どころを盛り込んであります。最後は素敵な再会の場面で締めくくられます。


上映時間は2時間30分くらいとちょっと長めのものですが、飽きさせないつくりになっていますので、いかが?