1月16日に
私がヒロインを務めさせて頂いた
ベトナム国営放送×琉球朝日放送の共作ドラマの記者会見のため
またハノイに行くのですが、

その前に、、、

ドラマの撮影中に書いた
コラムを載せようかな!


頭の中がファンタジーなので
文章にするとなんだか落ちつくの。


ということで、かりんコラム1作目



「川魚 かわざかな」





ベトナムに到着したその日、
ベトナム国営放送のドラマ制作チームが勢揃いをして、私たちを迎えいれてくれて
レストラン会食が行われたた。

ベトナム人男性はお酒が強い。

(逆に女性は飲まない人がほとんど)

この日もお昼から

死ぬまでのみましょーという掛け声と共にみんなビールで乾杯をしてランチが始まった。

焼き魚と野菜と米麺を一緒に食べる料理(凄く美味しかった!)が出てきた。

ベトナムは野菜を沢山たべる。

テーブルが青々しい野菜で彩られて

目にも美味しいのがベトナム料理。


その時、通訳さんが、焼き魚を指さしてこれは、「川魚」です。と言った。
へー、そうなんですねと言って食べた。

本当においしくて

みんなワイワイお昼から飲みながら

冗談を交わして。

本当に楽しいな、嬉しかった。

そして10日間、この通訳さんは
毎回、食事の度に、料理を日本語で説明してくれるわけで、

鶏肉が出たときには、 
これは、ニワトリです。と言った。

そして、豚肉が出たときには
これは、ブタです。と言った。

牛肉が出たときには
これは、ウシです。と言った。

、、、はい。


ある日
水上人形劇発祥の地でロケがあった
伝統的なあの、祠のようなものが
大きな緑色の池に浮いていた。
そして、陽気な音楽と共に、水上で人形たちがせっせと田植えを始めた。

周りには幾つか民家や、食堂があって
その池は大きな手を広げているかのよう。
住民の"なんでも"を受け入れていた。

ある時は、
食器を洗った
ある時は、
おっぱいのぶら下がった犬が水を飲みにきた。(ハノイで見た犬はほとんどおっぱいがぶら下がってたな。)
ある時は、
昼間から酔っ払ったノースリーブで日に焼けたおじさんが川の辺で、なにやら騒がしかったり(本当に川に喋ってるおじさんがいたの)
ある時は、
子供のトイレにもなった。  
シャー


そして、レストランの店主が

魚を釣っていた。

私は、おや?と

会食の時の通訳さんの言葉がよぎった。


そして、その日のロケは

弁当ではなく、

川の辺のレストランだった。


ドキドキ、、、


テーブルにならんだ料理を指さして
通訳さんが、いつものように

ドキドキ、、、

私たちに
これは、


「川魚」です。と言った



その顔は、私達の反応を伺いながら

少し照れているような風にもみえた。



完。



あとがき(?)

私はこの時、これぞまさにチャンプルー!とおもった。(チャンプルーは沖縄でいう混ぜこぜ炒め。)
チャンプルーな川で釣れた魚。笑



川はそこにあって、そこに住む人たちは川に寄り添って生きている。川辺で人が生きていた。なんでもあり、のなんでも受け入れる。



生きるのはひょうきんで、もっとのんびりして、もっとチャンプルーでいいのかしら

日本という国に住んでいて

牛肉が牛の形をしてるだなんて、それはなんかの冗談だと心の隅ではおもってるし。

でも、ベトナムに来て

この川魚や、市場で繰り広げられる

夕食の買い出しを見て、

凄く生きてると実感しやすいなと思った。生命を頂いて生きている。


忘れたくない、心にメモ。