借り換えローンの審査を通過した場合、いろいろな手続きが必要になります。

その手続きも書類を揃えるだけで結構大変です。借り換えローンは別の機関で新規にローンを組み直す形になるので、今の担保物件の抵当権を一回消して、再度新しく抵当権を設定する形になります。

具体的にいくらくらいかかるのか?
・印紙税→だいたい2万円以内
・保証料→2000万円で30年のローンなら60万円弱
・完済手数料、事務手数料→機関によって変わります。無料~数万円程度
・登記手数料→一般的に10万円くらい

大体このような形なので80万円ほど見ていた方がいいと思います。

借り換えローンのときの目安になればいいのですが…。

これを踏まえて、自分が用意するべきものはローンの頭金・諸経費・予備の資金です。

一般的には購入物件額の2割を用意するのがいいと言われますが個人的には3割は用意しておくことをおすすめします。

特に頭金に関しては物件額の2割ほどを用意するのがいいです。

頭金が少ないとどうしていけないのかという点ですが、もしその物件を売ることになった時にトラブルが起きる可能性が高いからです。

頭金が少ないと、ローンの返済が始まったばかりはローン残高が物件の時価を上回ることになるので売ることができません。

売ろうと思えば担保を外すことになりますが、物件を担保にしている機関はその差額分を支払わなければ担保を外してくれません。

そういったトラブルを未然に防ぐために頭金はできるだけ多く用意しましょう。

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魅力的な借り換えローンですが、実際にどのようなメリット・デメリットがあるのか確認しておきましょう。


『メリット』
メリットは今返済中のローンの金利よりも低い金利のものに借り換えることによって支払の利息を減らすことができることです。

また、今のローンの変動金利(景気などにより金利が上がったり下がったりする)や短期間の固定金利から長期固定金利のローンに借り換えることで、将来景気などで金利が上がるというリスクを避けることができます。


『デメリット』
デメリットは新規でローンを組むことと同じで手続きとなるので、諸経費がかかることです。

事務的な手数料やローンの契約書印紙、保証料や登記費用などが発生します。このコストも含めても借り換えのメリットがあるか確認することが大切になってきます。


将来の金利が上がるリスクを避けるために正気固定金利のものに借り換えたとき金利が今より高くならないか、また当面を低金利で乗り切ろうと固定金利から変動金利・短期固定金利のローンに借り換えをした場合は将来的に金利が上がるリスクがあるので注意が必要です。


借り換えローンのメリットやデメリットは、金利差や残高、残りの返済期間の長さによって変わってきます。


民間金融機関から公的金融機関への借り換えはできませんので、注意が必要です。

民間金融機関でも同じ機関内でのプラン変更はできない場合があります。

過去に支払の遅れがある場合も難しいですし、担保割れしている場合も借り換えできないことがあります。

このように借り換えができないパターンがいくつかありますので、事前にしっかりチェックが必要です。

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借り換えローンとは、
『今返済中のローンを他からの借金で一括返済し、その借金をローンで返済していく』
というものです。


借金しているローン業者を乗り換えるということですね。

この借り換えローンのメリットがどこにあるのかですが、それは、金利差、です。


例えば、住宅ローン。

マイホームは一生に一度の大きな買い物。

ローンの返済方法にもよりますが、毎月の返済は金利を先に支払うような仕組みが多く採用されています。


すると、この金利差が結構大きな返済額の違い生み出します。

購入金額が大きいため、金利が1%違うだけで、トータル的な総額は何百万という差が出てくるんです。


金利も含めた支払総額が減るという事は・・・。

当然金利の低いローンを組んだら毎月の返済額も下げることもできます。

また、毎月の支払額を今までと同じ金額に設定すれば返済期間の短縮になります。


家を買った時に銀行などで住宅ローンを組むことがほとんどです。


しかし景気によって金利も変わってくるのです。これが変動金利です。

これを固定金利のローンに変更することによって、将来景気悪化でさらに金利が高くなるというリスクを回避できる場合もあります。


この借り換えローンは公的融資(金融資や住宅金融公庫など)は取扱いがなく、民間金融機関にだけが取扱っています。


ケースとしては公的融資機関から民間金融機関への借り換え・民間金融機関からさらに条件のいい他の民間金融機関への借り換えがあります。


逆に、民間金融機関から公的融資機関への借り換えは不可能です。


例えば公的融資機関でローンを組んでいる人でも11年目からは段階金利になるため、その段階金利よりも低い固定金利の民間金融機関への借り換えが有利です。