※極力、春夏あきのイメージに沿うようにしたつもりですが、いかがでしょうか?ご意見をお聞かせくださると助かります。
※元ネタはこちらです http://www.dailymotion.com/video/xdkdym_akb48-skit-from-akbingo-eng-sub_fun
芸能事務所の会議室。
椅子の上であぐらをかき、赤鉛筆で競馬新聞に印をつけているあき。
マネージャー佐田登場
佐田「おはようございます。あきさん」
あき「あ~ん? なんだよ、呼び出してェ?話しってなんだぁ?」
佐田「実はですね、明日に収録なんですが、あきさんにドッキリが
仕掛けられるんですよ」
あき「ドッキリぃ? 前もって知ってたらドッキリじゃねぇじゃねぇか?
あれか?ドッキリって全部ヤラセだったのか?」
佐田「違いますよ。普通はマネージャーは知っててもタレントには
内緒にしてますよ。でも、あきさん。ドッキリであきさんの素が
出ちゃうとマズいでしょ? だから...]
あき「(少し釈然としない様子だが)うん、まぁそうだな」
あき「で、ドッキリってどんなドッキリなんだ?」
佐田「私もそこまでは...]
あき「使えねぇなぁ、お前は!
お前はへたれか? お前はぽんこつか?
だれのおかげで飯が食えてんだ? !言ってみろ!このシャバぞう!」]
佐田「すみません。でも、一応準備というか練習というかを用意
いたしました。」
不審そうに佐田をみるあき
佐田「ありがちなのはカバンの中身チェックです。ちょっとあきさんの
カバンよろしいですか?」
あき「(面倒くさそうに)おぉ」
あきのカバンを開ける佐田。袋にも入っていないスルメとチャッカマンが
佐田「(スルメをとりあげ)これは何ですか?」
あき「見ればわかるだろ。おやつだよ」
佐田「(チャッカマンをもち)これは?」
あき「スルメはあぶってから食うもんだろぉ」
佐田、頭を振りながらあきのカバンから、バイク雑誌、大きな麻雀パイの
キーホルダーなどをとりだしていく。
小さな箱を取り出し開けてみるとダーツの矢のセット
佐田「(小声で)ダーツですか? うーん、ちょっとイメージ違うけど、
オシャレな趣味ってことでOKかも...」
あき「おい、気をつけろよ。ささると三日は寝込むぞ」
佐田「なんの武器ですか?!」
佐田「しょうがないなぁ」
と言いながら、キャンディーなどアイドルらしいカワイイものを
カバンに詰め込む佐田。
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佐田「ちょっとリアクションの練習をしましょう。
ドッキリといえば、例えば...」
と言って、上からぶら下がっているヒモを引くと天井から
お化けの人形が落ちてくる
あきは反射的にその人形をバックスピンキックで一撃
(バックスピンキックが無理ならバックハンドブロー?)
佐田「だめですよ。そこはこわがらなきゃ。もう一回」
落ちてくるおばけに気の抜けた感じで怖がるふりをするあき
あき「きゃあー」
佐田「もっとアイドルらしく可愛くお願いしますよ」
佐田「じゃあ、もう一回...」
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本番後、スタジオの隅で
ディレクター
「あきちゃん、驚かせてごめんね。」
あき
「(半べその振りをしながら)すっごーくびっくりしました。
こわかったですぅ。」
ディレクター
「でもリアクション最高だったよ。すごいかわいかった。
いやぁ良かった、良かった。またよろしくね。おつかれさま」
あき
「(笑顔を浮かべ)ありがとうございます。またがんばりまぁーす。
よろしくお願いしまぁーす。ブリブリ」
スタジオに戻るディレクターに手を振るあき
佐田「あきさん、ばっちりでした。予想外のドッキリでしたけど
完璧なリアクションでした。すごいですよ」
あき「まぁな。予想外じゃなかったけど」
佐田「ドッキリを読んでいたんですか?」
あき「いや。あいつに何をやるか聞いたんだ」
と言ってスタジオ片付け中の女性ADを指さす
佐田「どうやって?」
あき「ちょっとトイレに呼び出しさ」
佐田「脅したんですか? 本性がばれたらどうするんですか?」
あき「大丈夫。口は割らねぇよ。筋ってやつをよーく教えといたから」
女性ADを一瞥するあき。ADはあきと目があった瞬間、震えだし失神。
佐田「この人、こわ~い」