存在 自分の鼻。 視界には入っているが 代わり映えもせず、重要な情報ではないため、 普段は脳がその情報をカットしているという。 帰り道でふと目に留まった小さな更地。 そこにあったはずのささやかで古びた家の姿が うまく思い出せない。 重要でない、 代わり映えのしない 存在。 僕は たまに 明日が見えなくなることが ある。