やあ、みなさん、私の研究室へようこそ。
昨日、テレ朝で、池上彰氏の番組が放送されていました。
https://kkbrain.co.jp/lecturer-list/ikegami-akira/より転載
中距離核戦力全廃条約の話で、
この条約に参加していない中国が、中距離ミサイルを増やしている、
だから、トランプ前大統領は、条約を破棄して、中距離ミサイルを開発する、
と宣言した、 とか言っていました。
で、その中距離ミサイルを日本に配備するようなことを言っていました。
それなら、日本に核を持たせればいいんじゃないの?
そういう意見の政治家は、アメリカにはいるはずです。
地上の基地は、位置がすぐわかるので、
日本としては、アメリカが地上基地に配備すると迷惑なんですよね。
攻撃されてつぶされる可能性が高いので。
どうせなら、中距離核ミサイルを潜水艦に搭載して、配備してほしいところです。
それにアメリカは、同盟国はもっと防衛費を増やせ、と言ってました。
主にトランプが言っていたのですが。
同盟国に防衛費を増やさせて、アメリカの負担を減らしたい、
という意図で、 そう言っていたわけで、
アメリカの負担を増やさずに防衛力を強化できるなら、
アメリカにとって、いい話のはずです。
中距離核ミサイルを搭載した潜水艦を日本が持てば、
アメリカは負担を増やすことなく、中国への対抗手段を持てるのです。
アメリカのかわりに日本がもつ、というのは、まあ、理想論ですが、
九州か沖縄に中距離核戦力を配備するなら、
現実問題として、ニュークリアシェアリングにせざるを得ないのではないでしょうか。
日本の政治家に気骨があるならば、ですが…。
ニュークリアシェアリングとは、要するに核兵器を共有することです。
ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダは、アメリカと核兵器を共有していて、
アメリカ製核兵器を、各国の領土内に配備し、使用権限を持っています。
ただし、ドイツなどの4カ国は、どんな場合でも、核を使用できるわけではなく、
アメリカが拒否した場合、使用できません。
そもそも、日本は、米軍の駐留を認めているわけで、これは普通ありえないことです。
独立国が、外国軍隊の駐留を許すなどというのは、ありえないことなのです。
しかも、日本は、非核三原則を国是としています。
中距離核戦力の日本配備は、これを踏みにじるものです。
そもそも米軍の駐留を許しているのに、
その上、非核三原則に反して、核兵器を配備するのか?
ならば、その核は、ニュークリアシェアリングにして、日本に核使用の決定権を持たせろ、
さもなくば、日本は独自の核兵器を持つ、
ぐらいのことを、アメリカに言ってみろ、と。
そういう政治家が現れてほしいものです。
日本に配備する分の中距離核ミサイルと
それを搭載する潜水艦の開発費用を日本が負担すれば、 絵空事ではないと思います。
費用を日本が負担するとなれば、アメリカも受け入れやすくなります。
財源は、米国債です。
日本は、2021年2月時点で、1兆2582億ドルの米国債を保有しています。
(1ドル110円とすると138兆4020億円)
米国債は、ほとんど死蔵されてるようなものですから、
ミサイルと潜水艦の開発建造費用に充てればいいのです。
ミサイルと潜水艦の費用だけですから、全額換金するわけではありませんから、
市場が大混乱になるわけではありません。
橋本龍太郎氏の発言の再現にはならないように、換金すべきです。
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1997年6月23日、橋本龍太郎首相は、ニューヨークのコロンビア大学での講演で
「私は何回か日本政府が持っている財務省証券を大幅に売りたいという誘惑に駆られたことがある」
と発言、ウォール街では株式・国債が急落した。
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ウィキペディアから引用。
池上氏としては、 アメリカは核兵器を日本に配備しようとしてるぞ、
とあおることで、 反対意見、反米感情が盛り上がることを期待しているのでしょうが、
そうはさせません。
日本を守りたい真の保守の側としては、
池上氏の意図とは逆に、この事態を、
日本独自の核武装や、ニュークリアシェアリングの実現に利用したいと思います。
池上君、とんだやぶ蛇だったな、
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