ロボット、成長戦略の柱に… | 朝倉新哉の研究室

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このところ、安倍内閣の経済政策を
けなしてばかりいたような気がしますが、
これは良いニュースです。

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新成長戦略決定前にロボット視察
6月19日

安倍総理大臣は、
埼玉県加須市で、最先端の産業用ロボットなどを視察したあと、
記者団に対し、
「ロボットを成長戦略の大きな柱にし、その可能性を引き出し、
 日本の成長に生かしていきたい」
と述べました。



政府は、来週、閣議決定する新たな成長戦略に、
ロボット産業の振興策を盛り込む方針で、
これを前に、安倍総理大臣は
埼玉県加須市を訪れ、
スーパーなどで導入されている
釣り銭を出す機械を製造している工場で、
人型の最先端の産業用ロボットを視察しました。
このロボットは、
2本の腕で工具を使って作業をしたり、
シールを剥がしたりするなど、
細かい作業を行うことができ、
工場の関係者は、安倍総理大臣に対し、
「ロボットの導入を機に海外で行っていた組み立て作業を国内に戻した」
などと説明していました。
続いて、安倍総理大臣は、
東京・墨田区の特別養護老人ホームを訪れ、
介護現場の負担軽減のため、
お年寄りを持ち上げる際に、職員の動作を補助する着用型のロボットなどを視察し、
職員と意見を交わしました。
視察のあと、安倍総理大臣は記者団に対し、
「ロボットが活用されていくことで
 生活や産業が大きく変わっていく可能性を確信することができた。
 ロボットを成長戦略の大きな柱にし、
 ロボット革命実現会議を立ち上げて、その可能性を引き出し、
 日本の成長に生かしていきたい」
と述べました。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140619/k10015339041000.htmlから引用。
(青字強調はブログ主による)

成長戦略は、

国家戦略特区

外国人受け入れ拡大

年金の運用の見直し(株式の比率を高める→損失を出す可能性が増える)

混合診療の拡大

電力自由化の推進

といった調子で、ヤバイ話が多かったのですが、
ロボット産業の振興は、良い話です。
普通の産業用ロボットだけでなく、
介護現場で使うためのロボット(着用型)にも言及されていますから、
これはいいです。
外国人受け入れ論者の言い分として、
「介護現場が人手不足だから、外国人を!」
というのがありますが、
ロボットを使えば、人手不足は克服できる、となれば、
外国人を受け入れる理由はなくなります。
そうすると、こういう反論が来るでしょう。
「ロボットが実用化されるまで何年かかる?
 それまでは人手不足の状況は変わらないじゃないか。
 だから外国人受け入れは必要なんだ」

介護が人手不足なのは、
肉体的に負担が大きいのと、給料が安いというのが、大きな理由です。
その肉体的負担を軽減しようというのが、ロボット(着用型)ということですが、
実は、現時点でも、(ロボットを使わなくても)肉体負担は、かなり軽減できるのです。





このように、古武術の動きを応用することで、肉体的負担は、かなり軽減できるのです。
そうなると、ロボットは要らない?
いいえそうではありません。
肉体的負担は減っても、物理的に人手が必要だという状況は変わりません。
引用記事にある着用型ロボットを使う場合でも、同じです。
人が着用して、お年寄りを抱き上げたりするので、
やっぱり人手は必要だからです。

昨日紹介した動画
↓  3分30秒から4分3秒にかけて登場しているロボットは、
↓  人が着用するタイプではなく、
↓  ロボットそのものが、お年寄りを抱き上げたりしています。



将来的には、
こういうロボットが主力となって介護をすることで、
人手そのものを不要にしていく、と。
目指すべきは、そういう方向性だと思います。

それと、給料の問題ですが、
介護現場で働く人に、一定の金額を国から支給する
”介護職員給与補助制度”
というものを作るべきだと思います。

何度も言っていますが、日本は財政危機ではないのです。
これぐらいのことをしても、日本の財政はビクともしないでしょう。

介護用ロボット(着用型でないもの)が
実用化されるまでの間だけでいいのですから、
そんなに莫大な金額にはならないはずです。
それに、給料が増えるということは、GDPが増えるということです。

肉体的にキツイという問題は、ロボットを使わなくても解決可能。
給料の問題も解決可能。
将来的には、動画に登場するようなロボットによって、
少ない人手で介護ができるようになる。
となると、
介護現場が人手不足だから、外国人を…、
などという話は、成り立たなくなります。


外国人受け入れよりロボット産業の振興!

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