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中国発の金融危機が現実味を帯びてきました。

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影の銀行「デフォルトは不可避」 中国首相、救済に見切りか

中国の李克強首相は13日、
全国人民代表大会(全人代=国会)閉幕後に北京で会見し、
中国で問題となっている正規の銀行融資ではない
影の銀行(シャドーバンキング)」などの金融リスクについて、
個別の金融商品のデフォルト(債務不履行)は「避けられない」
と認め、監視を強める考えを強調した。

中国政府は金融市場の混乱を避けるため
業績が悪化した企業を救済することが多かったが、
立て直しが困難な企業は救済しない方針に転じたとみられる。
李首相は「債務問題のリスクは軽視できない」と述べた。
(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/140313/chn14031313190003-n1.htmから引用。
(青字、赤字による強調はブログ主による)

>個別の金融商品のデフォルト(債務不履行)は避けられない

認めちゃいましたね。
これ、とんでもない大事(おおごと)じゃないですか?
「これからは中国だ」「中国は有望だ」って、さんざん煽ってたマスコミや、
評論家やエコノミストの方々、どう責任とるつもりですかね。

影の銀行の資金の流れ
↓ (http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140222/fnc14022210480006-n1.htmより転載)














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理財商品はシャドーバンキング問題の焦点。
10%近い高利回りをうたい、投資資金をひきつけてきた。
デフォルト懸念が報道されると、名前も明らかにされない「第三者の投資家」が突然現れ、
事なきを得るという不可解な展開となった。
「混乱を恐れた中国政府の意を受けた救済策だ」(中国経済の専門家)とも指摘されている。
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140222/fnc14022210480006-n1.htmから抜粋して引用。

首相が、
「金融商品のデフォルトは避けられない」
と宣言した以上、
引用記事のような”不可解な救済策”も取らない、ということなのでしょうか。
そうなると、理財商品のデフォルト→金融危機、という流れは不可避じゃないでしょうか。

日本人で、中国の金融商品を買った人は、そんなにいないだろうと思います。
日本の場合、痛いのは、直接投資です。
                ↑
     (中国に進出して工場を作ったりすること)



http://www.21ccs.jp/china_performance/performance2007_01.htmlより転載

ピークの2005年には、60億ドル(米ドル)以上もの投資をしていたわけです。
この投資が無駄になる、と思うと、撤退したくてもできない、
という話になってしまいます。

これから発生するであろう中国発の金融危機での損失を避けるため、
反日暴動でのこれ以上の被害を避けるため、
フジタの社員のように人質に取られないため、
日本政府は、これらの投資額に見合うだけのお金(中国からの撤退補助金)を、
企業に支払ってでも、日本企業の中国からの撤退を促すべきです。

日本企業は中国から早々に撤退すべき、
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