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陸自が独断で海外情報活動 首相、防衛相に知らせず
陸上自衛隊の秘密情報部隊
「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(別班)が、
冷戦時代から首相や防衛相(防衛庁長官)に知らせず、
独断でロシア、中国、韓国、東欧などに拠点を設け、
身分を偽装した自衛官に情報活動をさせてきたことが27日、分かった。
陸上幕僚長経験者、防衛省情報本部長経験者ら複数の関係者が共同通信の取材に証言した。
自衛隊最高指揮官の首相や防衛相の指揮、監督を受けず、
国会のチェックもなく武力組織である自衛隊が海外で活動するのは、
文民統制(シビリアンコントロール)を逸脱する。
2013/11/27 20:16 【共同通信】
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http://www.47news.jp/CN/201311/CN2013112701002047.htmlから引用。
アメリカのNSAについて、ウィキペディアには、
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諸外国に関する非常に高度な機密
(一説では、大統領権限ですらアクセスできないレベルの情報も扱うと言われる)
を扱うため、組織や活動内容、予算については明らかにされていない部分も多く、
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とあります。
”首相や防衛大臣に知らせずに”とか、”独断で”とか、
”指揮、監督を受けずに”というのは、
高度な機密を扱うから、首相や防衛大臣は細かいことまで把握していない、
ということだろうと思います。
それを共同通信は、捻じ曲げて伝えているのではないでしょうか。
共同通信は左翼ですから。
>独断でロシア、中国、韓国、東欧などに拠点を設け
そんな予算がどこにあるんですかね。
日本の財政は厳しいと、さんざんマスコミは言ってきたはずです。
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首相や防衛相が関知しない
独断による情報活動が明らかになった
陸上幕僚監部運用支援・情報部別班(別班)。
国内担当だった元メンバーが28日までの共同通信の取材に、
陸自内部でも存在そのものが秘匿されてきた情報部隊の実態を語った。
▽養成
突然上司に命じられ、諜報や防諜の教育、訓練をした
旧陸軍中野学校の流れをくむ陸自小平学校の心理戦防護課程に入校。
同期は7、8人でごくまれに海自、空自の隊員もいる。
追跡、潜入、張り込み…。
教室の鍵は昼間も厳重で、小平学校長でさえ入室できない。
同課程を修了して別班員になると、外部との接触禁止に。
「身分証明書は自宅で保管し、持ち歩くな」
「年賀状も出すな」と指示され、防衛大の同期会は当然欠席。
休職扱いか、いったん自衛官の身分を離れるが、給料や退職金は満額が出る。
▽任務
別班の本部は東京・市谷の防衛省地下。
民間のビルの一室を借りた「アジト」が東京都内に数カ所あり、
組織を秘匿するため、渋谷、池袋、新宿…などを転々とする。
班員は数人ずつのグループで活動。
他のグループのメンバーとは本部でたまに会うだけで、本名さえ知らない。
在日朝鮮人を買収し、スパイに仕立てて北朝鮮に送り込んだこともある。
▽資金
活動資金が足りなくなれば、防衛省情報本部にもらう。
金が余り、内輪で豪華宴会をしたこともある。
領収書は一切いらない。
別の班員から
「数百万円まで湯水のように使えた」
「協力者には数十万円単位で使えと言われた」
「金を使わないと仕事をしていないと思われた」
と聞いたこともある。
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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201311280097.htmlから引用。
>数百万円まで湯水のように使えた
矛盾してませんか?
湯水のように、とは、上限がないということです。
しかし、”数百万円まで”という上限がちゃんとあったことになっています。
”湯水のように”と言いながら、上限は”数百万円まで”って、しょぼくないですか?
”湯水のように”っていうなら、せめて億単位はいかないと。
財政が厳しいことになってる日本政府の組織の中に、
湯水のようにカネを使える部署があるなんて、ありえますか?
財務省の厳しい査定をどうやって逃れるんでしょうかね。
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一部報道、自衛隊「別班」否定の答弁書決定 「過去も現在も存在せず」
政府は10日の閣議で、
陸上自衛隊の秘密情報部隊「別班」が
独断で海外での情報活動をしていたとの一部報道に関し、
「これまで自衛隊に存在したことはなく、現在も存在していない」
との答弁書を決定した。
鈴木貴子衆院議員と大野元裕参院議員の質問主意書に答えた。
鈴木議員への答弁書では、
小野寺五典防衛相が国会答弁の前に、陸上幕僚長から口頭で報告を受け、
別班が存在しないことを確認したとし「これ以上の調査を行うことは考えていない」とした。
大野議員への答弁書でも別班を否定。
陸上幕僚監部運用支援・情報部が平成18年に設置されて以降、
配属日から1カ月以内に休職、退職した者はいないとする一方、
他省庁に出向し、国外勤務を命じられた者が20年に1人いるなどと明らかにしている。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131210/plc13121014180017-n1.htmから引用。
(青字強調は筆者による)
アメリカのNSAも、設立当初は、存在そのものが秘密でした。
NSAは、「No Such Agency(そんな部署はない)」の略だと言われたものです。
イギリスも、MI5、MI6という通称で呼ばれる
「情報部」の存在を一切認めていませんでした。
サー・フランシス・ウォルシンガムによって設立されてから、
実に400年以上、「情報部」の存在は否定され続けていました。
1992年にメージャー首相が初めて存在を認めました。
こういう組織は、あって当然です。
なければ困ります。
ただ、この”別班”は、
当ブログで度々設立を訴えている対外諜報機関とは違うものだと思います。
”別班”がやっているのは、”軍事インテリジェンス”だと思います。
旧海軍の軍人、吉川猛夫は、
1941年(昭和16年)3月から1942年(昭和17年)8月まで、
「森村正」という変名でホノルル領事館に勤務し、
諜報活動を行っていました。
『真珠湾スパイの回想』という本に、そのことが書かれています。
詳しい内容は、忘れましたが、
吉川の活動が、真珠湾攻撃の成功に大きく貢献したことは間違いないと思います。
”別班”がやっているのは、吉川のような直接軍事的に役立つ情報を収集したりすること
ではないかと思います。
それが軍事インテリジェンス(当ブログの用語では軍事秘密戦)です。
防衛省情報本部のシンボルマーク
http://www.mod.go.jp/dih/より転載
上のマークに、DEFENSE INTELLIGENCE と書いてあるのは、
その証左ではないかと思うのです。
当ブログで、何度も設立を訴えたのは、
軍事以外の情報を収集する(国家秘密戦のための)対外諜報機関です。
”別班”が本当に存在し、かつての中野学校が施していたような訓練をやっているなら、
これは、(国家秘密戦のための)対外諜報機関を作るための母体になりえます。
それもかなり優秀な諜報機関になるでしょう。
”別班”を母体にした対外諜報機関の設立に
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