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安倍総理大臣は、今年6月17日の英キャメロン首相との会談で、

”日英ホットライン”の設置を提案しました。

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情報保護協定の締結で合意 日英首脳

2013.6.18 00:39

【ベルファスト=赤地真志帆】
安倍晋三首相は17日午前(日本時間同日夜)、
英国北アイルランド・ロックアーンのホテルでキャメロン英首相と会談し、
軍事やテロに関する機密情報の交換を可能にする情報保護協定の締結で合意した。

安倍首相は両国の首脳外交強化のためビデオ・ホットライン設置を提案、
キャメロン首相は「素晴らしいアイデアであり、事務当局に検討させたい」と応じた。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130618/plc13061800420000-n1.htm
から抜粋して引用。

ホットラインを設置し、英国との協力を密にするのはいいんですが、

どうもよくわからないんですよね。

衛星通信なら傍受されるし、

海底ケーブルで直接結ぶとしたら、途方もない長さになります。

インターネットは論外です。

どこを経由するかわからないのですから、通信内容を盗み見ることは原理的に可能です。

暗号で保護しているのでしょうが、暗号は破られることがあります。

衛星通信も携帯電話も、無線通信であることには、変わりはありません。

無線通信は、必ず傍受されます。

ドイツのメルケル首相の携帯電話も盗聴されていたという疑惑が浮上しています。

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【ベルリン=宮下日出男】
米情報機関がドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していた疑惑で、
ドイツ紙ウェルト(電子版)は24日、
米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者が入手していた
国家安全保障局(NSA)の機密文書に
メルケル氏の当時の電話番号が記載されていたと報じた。
メルケル氏は24日、
「(盗聴が)事実であれば米国との信頼回復が必要だ。友人間の盗聴は受け入れられない」
と述べた。

一方、カーニー米大統領報道官は23日、オバマ大統領が電話会談で
「通信を傍受しておらず、今後もしないと保証する」
と伝えたことを明らかにした。
ただ、過去に傍受していた可能性については言及を避けた。
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/131025/amr13102509570004-n1.htmから抜粋して引用。

無線通信は、原理的に傍受が可能なのです。

必ず傍受されているもの、として考えなければならないのです。

”日英ビデオ・ホットライン”

具体的にどうするつもりなのか、いまひとつわかりません。

当たり障りのない話しかしないのかな?

それなら、わからんでもないですが…。

$国家戦略研究








日英首脳会談
http://www.kantei.go.jp/jp/96_abe/actions/201306/17g8.htmlより転載

この会談では、

・武器・装備品の共同開発について、相互に技術の流出防止を図る協定を締結することで合意

・化学防護服の製造評価方法に関し共同研究を行うことで合意

という成果があり、会談自体は成功だったと思います。


ホットラインはともかく
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