最新鋭戦闘艦、日本に配備 | 朝倉新哉の研究室

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全ては日本を強くするために…

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米海軍制服組トップのグリナート作戦部長は5日、ワシントンで講演し、
高速航行が可能で機雷や潜水艦にも対抗できる最新鋭の沿岸海域戦闘艦(LCS)を
将来、日本に配備する計画を明らかにした。
配備の時期や規模には触れなかった。

米海軍は4月、アジア重視戦略の目玉の一つとして
LCS「フリーダム」をシンガポールにローテーション配備した。

中国が米艦船の接近を阻む軍事能力を高め、
沖縄県・尖閣諸島周辺や南シナ海で活動を活発化させる中、
日本への配備によって中国をけん制する狙いがあるとみられる。

LCSは地域紛争や対テロ戦への投入が想定される最新艦。
高い通信機能とレーダーに捕捉されにくいステルス性能を持ち、
作戦に応じて艦内の装備を入れ替えることも可能だ。
(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130906/amr13090613450006-n1.htmから引用。

$国家戦略研究












ウィキペディアより転載


フリーダムの主要な武装は、

57ミリ単装速射砲1基

近距離用の艦対空ミサイル発射機 1基

30ミリ機関砲 2門

艦載ヘリ 4機

で、本格的な海戦のためというよりは、テロや海賊などに備えるための船です。

これを日本に配備するということは、

漁船などに乗って民間人に偽装した中国兵が、尖閣諸島に上陸するような事態を、

アメリカは想定していると考えられます。

本格的な海戦というよりは、そういう小競り合いのような紛争が起こる可能性が高く、

それに備えようという考えだと思われます。


沿岸海域戦闘艦という艦種は、低強度紛争に対処するための船、

というコンセプトで作られました。

低強度紛争とは、

大規模な武力が行使される戦争には至らないが、

武力が使用されない平和状態でもない

戦争状態と平和の中間の状態です。

反乱が起こったり、テロが頻発したり、ゲリラ戦が行われているような状態のことです。

尖閣諸島近海は、中国漁船が体当たりをかましてきたり、

中国の公船が領海侵犯したり、と日本の漁船は近寄れない状態になっています。

この状態は、まさに低強度紛争の状態です。

本格的な戦争状態ではありませんし、かといって、平和でもありません。

LCSという艦種は、こういう事態に対処するための船というわけです。

ところで、戦争状態の場合は、自衛隊の出番です。

低強度紛争に対処するのは、海上保安庁の役目だと言えるでしょう。

ならば、LCSのような船は、海上保安庁が持つべきでしょう。

新しく巡視船を作るなら、LCSと同程度の装備を持つ船を作るべきだと思います。

57ミリ砲や30ミリ機関砲があれば、

北朝鮮の不審船や中国の公船を撃退するには十分ですし、

北朝鮮や中国が潜水艦で特殊部隊を送り込もうとしても、

対潜水艦能力も備えていますから、対処できます。


新型巡視船は”日本版フリーダム”にせよ!
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