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中国で経済統計の水増しが相次ぎ発覚、公式発表への信頼性が揺らいでいる。
貿易統計は架空取引により750億ドル(約7兆円)も水増しされた疑いがあり、
地方当局が工業生産を4倍近くに過大報告していたことも判明。
政府は対応を迫られている。
中国税関総署によると、
1~4月の中国から香港への輸出は前年同期比69・2%増の1451億ドルに急拡大。
しかし当局が架空取引を取り締まった結果、
5月の輸出は1~4月より大きく低下。
中国紙、21世紀経済報道によると、
1~4月の貿易統計に計上された架空取引の金額は750億ドルに上ったとの指摘がある。
また、国家統計局は6月14日、
広東省中山市横欄鎮が2012年の工業生産額を
62億9千万元(約970億円)も水増ししていたと明らかにした。
公表額は85億1千万元だったが、国家統計局が調べると、
実際は22億2千万元しかなかった。(共同)
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http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130617/fnc13061718170011-n1.htm
より引用。(青字強調は筆者による)
いやあ、4倍の水増しとは、すごいですね。
「世界経済のネタ帳」
(データ出典は IMF - World Economic Outlook Databases 2013年4月版)
によると、
2012年の中国の名目GDPは米ドルにして、
8兆2270億4000万ドルで、世界2位。
これが4分の1だとすると、
2兆0567億6000万ドルで、世界8位に転落することになります。
日本は5兆9639億7000万ドルなので、中国の3倍近いことになります。
http://news.livedoor.com/article/detail/6714501/
に、
『わが国のGDPは「誇張」されている、いまだ日本に及ばない=中国』
と題する記事がありました。
この記事では、中国のGDPは20%ほど過大評価されている可能性がある、
ということですが、もっと大幅な水増しもありえますね。
そこでふと思いました。
「スーパーコンピュータの計算速度も水増ししてんじゃないのか?」
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半年に1度更新される、
世界の最もパワフルなスーパーコンピューターのランキング
「TOP 500」の最新版が6月17日発表され、新たなチャンピオンが誕生した。
中国の「天河2号」が
地球上でもっとも速いコンピューターであると認められている。
その計算速度は、1秒間に33.86ペタフロップを記録している。
天河2号は、中国の国防科学技術大学で開発されたスーパーコンピューター。
2010年11月に、1秒間に2.57ペタフロップの計算速度を記録して
世界一となった天河1号からは、大きな飛躍を示したマシンだ。
2位には、2012年11月のランキングで1位だった Cray Titan が入った。
Titan の計算速度は、1秒間に17.59ペタフロップ。前回と同じパフォーマンスを維持した。
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http://news.ameba.jp/20130618-380/
から抜粋して引用。
天河2号が、33.86ペタフロップ
Cray Titan が、17.59ペタフロップ
倍近い差がありますね。
こんなに差があるなんて、ちょっと怪しい感じがしませんか?
2011年11月のランキングで1位になった日本の「京」は、
このとき、世界で初めて10ペタフロップの壁を破っての1位獲得でした。
これに比べると、Cray Titanは、約76%増しの速度ということになります。
それに対して天河2号は、3倍以上です。
う~ん、ますます怪しい。
ちなみに、フロップじゃなくて、フロップスが正しいんじゃないかと思うんですが…。
こんな怪しい中国の統計を真に受けて、
「中国は世界2位の経済大国」
「日本は中国なしではやっていけない」
などと、囃し立てて、日本企業の中国進出を煽ったマスコミは責任重大ですね。
日本は中国なしでやっていくべきだ
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