今月14日(日本時間)、
アメリカ・カリフォルニア州で行われている日米共同訓練において、
アメリカ軍の輸送機MV22オスプレイが、海上自衛隊の護衛艦に着艦しました。
上の動画で、おわかりのように、
オスプレイは、護衛艦「ひゅうが」のエレベーターに収まるサイズです。
「ひゅうが」の艦内の格納庫に収納し、そこで整備を施すことも可能でしょう。
海上自衛隊がオスプレイを導入すれば、
「ひゅうが」のような”空母型”の護衛艦で運用できるだろうと思います。
海上自衛隊は、「ひゅうが」よりも大きい「22DDH」という護衛艦を保有する予定です。
ご覧のとおり、22DDHは、「ひゅうが」より、かなり大きいです。
(上の写真は、22DDHが実際に作られたら、こうなるだろうということで作られた
合成写真です)
ところで、マスコミは、オスプレイと護衛艦の組み合わせに、警戒感をあらわにしています。
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日本時間の11日から始まったアメリカ軍の上陸訓練「ドーン・ブリッツ」では、
初めて、日本の陸・海・空の3自衛隊からおよそ1000人が参加、
離島防衛を想定した統合作戦の訓練を行います。
今月14日には、初めてアメリカ軍の輸送機・オスプレイが
自衛隊の護衛艦に着艦する訓練も行われますが、
これについて小野寺防衛大臣は、災害救援の訓練であることを強調しました。
「さまざまな作戦において必要だと思いますが、
救助あるいは人道支援にも、今後活用する可能性がありますので、
そういう切り口も大切だと思っています」
(小野寺五典 防衛相)
今回の訓練をめぐっては、
中国側がアメリカ側に対し中止要請をしていて、今後、中国側からの反発も予想されます。
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http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5354665.html
より抜粋して引用。(青字、赤字による強調は筆者による)
完全に中国目線です。
さすがTBS、という感じです。
災害救援の訓練であることを強調?
小野寺大臣は、
「さまざまな作戦において必要」
「救助あるいは人道支援にも、今後活用する可能性がありますので、
そういう切り口も大切だと思っています」
こう言っているんですがね。
これは、軍事作戦に使うことが大前提だが、救助や人道支援にも活用しますよ、
と言っていると解釈するのが真っ当な解釈ではないでしょうか。
中国のマスコミも反発しています。
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2013年6月10日、
日本の自衛隊は米カリフォルニア州で、米軍と合同の離島防衛訓練を予定通りに実施する。
これにより、
「日本は米軍から離島奪還に必要な上陸作戦のノウハウを得ようとしている」
と中国新聞社が伝えている。
自衛隊はこれまで、米軍が主導してきた日米合同演習に陸海空それぞれが個別に参加してきた。しかし、
今回の演習は「連携作戦による島しょ攻撃」を目的としており、
陸海空各部隊が初めて合同で参加する。
海上自衛隊は、「ひゅうが」型ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)などの主力艦艇を投入し、
陸上自衛隊も1000人以上の島しょ特殊戦部隊を派遣するなど、
海上からの上陸を見込んだ実戦さながらの規模になっている。
専門家は、
「安倍政権成立後の日本は尖閣諸島などの領有権争いで対中強硬姿勢をとっており、
離島奪還に向けた軍事的アピールも常態化しつつあるが、
こうした動きは尖閣情勢の緩和や日中関係の修復にはまったく無益であり、
アジア太平洋地域の平和と成長にも悪影響を与える」
と指摘している。
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http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73182&type=0
より引用。(赤字による強調は筆者による)
TBSの引用記事と論旨がよく似ていますね。
日中のマスコミが、ともにオスプレイを警戒する理由はこれです。
http://clips.2coolz.com/2012/07/12/1974/120712_osprey1より転載
オスプレイは、沖縄本島から飛び立った場合、空中給油なしで、尖閣まで飛べますし、
1回空中給油をすれば、台湾全土、上海などの中国沿岸部にまで到達できるのです。
さらに、
http://chinshi.blog102.fc2.com/blog-entry-133.htmlより転載
山口県の岩国基地を基点とした場合、
空中給油なしでも韓国全土をカバーできますし、
空中給油をすれば、北朝鮮のほぼ全域が行動範囲内に入ります。
さらにさらに、
「ひゅうが」や22DDHのような”空母型護衛艦”にオスプレイを搭載すれば、
韓国、北朝鮮、中国沿岸部に、兵員、武器弾薬を反復輸送することも可能なので、
結構な規模の部隊(といっても歩兵中心の部隊になると思いますが)を
上陸させることが可能です。
これは、中韓朝にとっては、結構な脅威だろうと思います。
ですから、オスプレイが護衛艦に着艦したというニュースは、
これら3ヵ国にとっては重大事なわけです。
中国のマスコミが反発するのは当然のことながら、
これら3ヵ国とべったりの日本のマスコミも、オスプレイを警戒するわけです。
しかし、日本にとっては何ら不都合はないのです。
「ひゅうが」や22DDHにオスプレイを搭載して、
北朝鮮に飛ばし、拉致被害者を救出する、
という作戦も不可能ではないのです。
オスプレイが護衛艦に着艦したというニュースは、
真っ当な日本人には朗報、
反日勢力にとっては悲報、
というわけです。
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