アメリカの反対派がんばれ! | 朝倉新哉の研究室

朝倉新哉の研究室

全ては日本を強くするために…

http://www.uaw.org/articles/uaw-statement-japans-entry-tpp#.UUfCBWSha20.twitter

に、

「日本のTPP参加に対するUAW(全米自動車労働組合)の声明」

が掲載されていました。

原文は英文ですが、以下に日本語訳を掲載します。

(一応私が訳しました。)

>>>
UAWは、TPPへの日本の参加に強く反対する。
TPPへの日本の参加は、我が国の景気回復を損なうおそれがあるからだ。

長い間市場を閉じてきた日本がTPPに参加すると、米国自動車産業は何万もの雇用を失うだろう。

日本の貿易相手国は何十年も日本市場をこじ開けようとしてきたが、
日本の自動車市場は世界で最も閉鎖的なままである。

日本が輸入車にかけている関税は、0%であるが、
それでも、日本における輸入車のシェアは依然として6%未満である。

加えて、米国の日系自動車メーカーは、
労働者の団体交渉権のグローバルな基準に日常的に違反している。

日本政府は、TPPへの参加を検討する前に、
日本の自動車メーカーに、
ILOとOECDと国連グローバルコンパクト機構によって定められた
労働組合の代表者を公正かつ民主的に決める労働基準を
完全に守らせなければならない。

日本政府が 公正な貿易をし、労働者の権利を本当に守ることを示さないかぎり、
TPPへの参加は許すべきではない。

我々の自動車部門の貿易赤字は膨大で、
米国内で117台の日本車が売れる間に
日本で売れるアメリカ車はたったの1台という有り様なのだ。

日本がTPPに参加すれば、この状況はさらに悪化するだろう。

日本政府は、自国の自動車産業を有利にするため、不正な為替操作を行っている。

2012年10月からの日本政府による介入によって、23%も円安になっている。

オバマ大統領の支援策により、
米国の自動車メーカーは、2015年まで米国内で4万人以上の雇用に直結する投資を行うと
約束している。

オバマ大統領の行動は、第二の大恐慌を防ぎ、百万人以上のアメリカ人の雇用を救った。

彼の行動は、自動車産業に成長と繁栄の強固な基盤を提供し、
我が国の経済回復への道を拓く助けとなってきたのだ。

我々のこの成功が、日本に特典を与えるだけの貿易協定を結ぶことで、
危険にさらされることになりかねないのだ。
そんなことは許されない。
>>>

グーグル翻訳を参考にしながら、”大体こんな感じのことを言いたいんだろう”

と、おおざっぱな意訳をしたので、間違っているかもしれませんが、ご容赦ください。

TPPに反対なのはいいんですが、反対理由が気に食わないですね。

日本市場は世界で最も閉鎖的?

日本のメーカーは労働基準を守ってない?

日本は公正な貿易をしていない?

日本は不正な為替介入をしている?

何言ってんだよ、まったく…。

輸入車の関税が0%なのに、輸入車が売れていないということは、

輸入車の競争力がないからだ、

というふうには、考えないんですかね?

こういうことは、80年代の日米貿易摩擦のころにも言われてたんですよ。

「日本はアンフェアだ」

「日本は市場を閉ざしている」

などなど…。

まあ、反対理由は、気に入りませんが、UAWのような反対勢力ががんばってくれれば、

TPPに参加せずにすむか、無害な協定にしてしまえる可能性は高まります。

大いにがんばってもらいたいと思います。

ところで、こんな写真(絵?)を見つけました。

TPPは何の略?
国家戦略研究
http://mamorenihon.wordpress.com/2011/11/05/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%80%81%EF%BD%94%EF%BD%90%EF%BD%90%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%82%92%E6%B1%BA%E8%AD%B0%EF%BC%81/より転載

うまい!
と思った方はクリックをお願いします。

人気ブログランキングへ