次のノーベル賞候補? | 朝倉新哉の研究室

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http://sankei.jp.msn.com/science/news/120116/scn12011613140002-n1.htm

からの引用です。

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不確定性原理の欠陥実証 現代物理の常識覆す 幅広い分野への応用期待 名大教授ら

 現代物理学の根幹である「不確定性原理」で、
原理的に越えられないとされてきた「測定精度の壁」を破る実験結果を、
名古屋大学大学院の小澤正直教授とウィーン工科大(オーストリア)の長谷川祐司准教授らの
研究グループが発表した。
不確定性原理の“破れ”が実験的に観測されたのは初めて。
約80年にわたって常識化していた現代物理の基本原理を書き直し、
量子コンピューターの開発や重力波の観測など幅広い分野に波及する成果という。
15日付の英科学誌「ネイチャー・フィジックス」に論文が掲載された。

 不確定性原理は、電子や原子核などの微小世界の物質のふるまいを説明する量子力学の基本原理。
1927年にドイツの物理学者、ハイゼンベルクが提唱し5年後にノーベル物理学賞を受けた。
ハイゼンベルクは「位置と速度のような2つの物理量を共に正確に測定することは不可能である」
として、2つの物理量の測定誤差を掛け合わせると、
その積は一定値よりも必ず大きくなることを示す「ハイゼンベルクの不等式」を提唱した。

 長谷川准教授らの実験グループは、
ウィーン工科大のアトム研究所で行った精密な中性子観測実験で、
ハイゼンベルクの不等式が成り立たない場合があることを実証した。
小澤教授によると、ハイゼンベルクの不等式は厳密な証明がされないまま、
不確定性原理の象徴的な数式として定着した。
80年代以降、不等式の不完全さが理論的に指摘され、
2003年には小澤教授がハイゼンベルクの欠陥を補う「小澤の不等式」を提唱し、
測定精度の限界が破れる場合があることを、理論的に導いていた。

 今回の実験は、小澤教授の理論に基づいて、
中性子のスピン(磁石の性質をもたらす自転運動)の2つの方向を精密に観測し、
測定誤差を検出。
その結果、測定誤差の積はハイゼンベルクの不等式で定まる下限値よりも小さく、
不等式が成り立たない結果が得られた。
同じ実験で「小澤の不等式」が満たされることも確認した。

 小澤教授は
「現代物理学で長く常識化していた量子測定に関する原理を、
理論と実験の両面で覆すことができた。
測定精度の限界が打破されることで、
ナノサイエンスの新しい測定技術や、量子通信・量子暗号の開発、
重力波の検出など幅広い分野への応用が期待できる」と話している。
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物理や科学に興味のない方は、なんのこっちゃわからん、と思われるかもしれませんが、

これはすごいことですよ。

ノーベル賞をとったハイゼンベルクの間違いを立証し、量子力学の基本原理を覆したんですから。

これで、小澤教授がノーベル賞をとれなかったら、おかしいくらいですよ。

>ナノサイエンスの新しい測定技術や、量子通信・量子暗号の開発、
>重力波の検出など幅広い分野への応用が期待できる

こういった応用研究の成果を中国などに盗まれないように、しっかり守るべきですね。


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