みなさんの中には、数学が嫌いだとか、数学が不得意科目だった、
という方が少なからずいると思います。
私も、数学は不得意科目でした。
日本から、天才数学者が多く出ている、と聞くと意外に思うかもしれません。
『雪月花の数学』桜井進 祥伝社 という本には、
>なぜ日本は天才数学者を輩出するのか
という項目があり、
フィールズ賞を受賞した日本人が3人もいることが書かれています。
フィールズ賞を”ノーベル数学賞”と考えると
(実際、フィールズ賞は数学におけるノーベル賞という扱いを受けています)
化学、物理学に次いで、数学は受賞者が多いということになります。
日本人ノーベル賞受賞者 各賞の人数
化学 7人
物理学 6人(南部 陽一郎さんは公式にはアメリカ人受賞者として扱われている)
文学 2人
医学・生理学 1人
平和 1人
・天才 関孝和
「ベルヌーイの公式」というものがあります。
「ベルヌーイの定理」を発見したダニエル・ベルヌーイの伯父、
ヤコブ・ベルヌーイが発見したとされています。
しかし、
『雪月花の数学』によれば、
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ベルヌーイは、1713年に出版された『推論術』で、
「ベルヌーイ数」と呼ばれる重要な数を発表しているのだが、
関は『括要算法』において、すでに「ベルヌーイ数」を発見しているのである。
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『括要算法』の出版は1712年で、その内容は、
関が1680年から1683年ごろにかけて書いたものだと考えられているので、
ベルヌーイより古いことは確実です。
そのようなことから、『雪月花の数学』の著者、桜井さんは、
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私はこの数式を「ベルヌーイの公式」ではなく「関・ベルヌーイの公式」と
呼ぶべきと考える。
いや、われわれは日本人として、「関・ベルヌーイの公式」を世界に発信しなければならない
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と言っているのです。
こんな記述もあります。
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ノーベル化学賞受賞者であるイギリスのフレデリック・ソディは、1936年に
「6球連鎖の定理」を発表している。
ところが、同じ定理を日本の内田五観は、それより100年以上も前の
1822年に発見しているのだ。
内田は関流の和算家である。
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日本の産業が発展した原因のひとつは、優れた数学的才能にあったといえます。
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