節分☆大場秀行 | カラスカ日記

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鴉霞日記

どうもお久しぶりです。大場です。


昨日は節分でしたね。


鬼はそと~、福はうち~という例のアレですね。

ただひたすらに福のみを貪欲に求め続けるアレです。


ただ、この「鬼は~そと~」という掛け声?

個人的には微妙なんです。


実は僕は「泣いた赤鬼」という作品が好きなのですが、
これに出てくる2人の鬼はとても良いやつなんです。


なので、鬼は怖くないよ、むしろ鬼なんていないよ、
ちょっと角の生えた同じ人間だよ、と思ってきたのです。


【泣いた赤鬼※知ってる方は読み飛ばしてください
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ある山の中に一人の赤鬼が住んでいた。


赤鬼はずっと人間と仲良くなりたいと思っていたが、
人間たちは怖がっていっこうに仲良くなれない。


そこに友達の青鬼がやってきてこんな提案をする。
青鬼が人間の村で大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。
そうすれば赤鬼は本当はいいやつなんだとなるのでは?というものだ。


この作戦は成功し赤鬼は人間と仲良くなった。


ところが、その日以降青鬼が一度も遊びに来ない。

そこで近況報告もかねて青鬼の家へいってみると次のような置手紙があった。


「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
 もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、
 君も悪い鬼だと思われるかもしれません。
 それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。
 さようなら、体を大事にしてください。ぼくはどこまでも君の友達です。」


赤鬼は黙ってそれを2度も3度も読み上げ、涙を流して泣いた。
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超!!!






良いやつ!!!!!





節分の日になると、いつもこの話を思い出します。

本当の意味で鬼はいないんだなぁと・・・・。




次の日、鴉霞日記を休みがちの僕に1通のメールが届いた。




内容は鴉霞日記を書いてくださいといった内容だが、


直訳すると【てめぇ書かないとぶっ殺すぞ!】というものだった。








あぁ、そうか







こんなところに







こんなところに鬼はいたのか。


<完>


PS:画像は今回の鬼のイメージ画像