明けましておめでとうございます。

 

多くの方にサポート・拡散いただき、続けることができています。本当にありがとうございます。

 

大手メディアに見切りをつけ、正しい情報は自分で発信していかないと思って始めたブログですが、昨年を1年を通じて、自分なりに重要な情報を伝えることができたかなと思っています。

 

数多くの根拠なき誹謗中傷コメントやツイートを受け、いわゆる情報工作員とも対峙して、予想以上に闇は深いと実感します。とりわけ子宮頸がんワクチンに関する誹謗中傷は目に余ります。被害を受けた方の回復と救済を願ってやみません。

 

その一方で、専門職である医療関係者が、具体的な論理的な批判をすることもなく、レッテル貼りや誹謗中傷の攻撃を行うということは、相手の嫌がる重要な点をいくつも指摘できているものと自信になりました。

 

ついつい、相手が「何を言ったか」に注意が行ってしまいますが、「何を言っていないか」という視点に変えてみることで、とても多くのことに気づきます。

 

無視するか、論点をずらし、レッテルを貼り、誹謗中傷を繰り返すということは、具体的に批判できないから仕方なく行う行為なのです。それだけ、医療関係者の多くが嘘をつき、説明のできない後ろめたいことを行っていることの裏返しなのです。

 

また、エビデンスやガイドラインを振りかざす医師も問題です。エビデンスやガイドラインは、あくまで参考の情報です。その信頼度や、その情報が目の前の患者に対して適用できそうなのか(PICOが当てはまるのか)でエビデンスの使い方は変わってきます。

 

さらに、患者が何を重視して生きているのか、環境や家族状況はどうなのか、考えられるいくつかの選択肢の中で、患者にとって何が一番重要なのかということを考えて、治療するのか、するならどうするかといった方針を決めるのが本来のEBMと呼ばれるものです。

 

 

いわゆる検診信仰者やHPVワクチン強硬推進派や医療情報工作員達は、そのような患者に寄り沿う視点を持たないことからも、お金や権威やこれまで信じて来たものにすがりつくための偽善であることが明確です。

 

アクセス数が増えてきたので、若い医師(特に産婦人科や癌関係)や問題意識を持った志高い医療関係者達もこのブログを読む機会があることと思います。私の文章が少し攻撃的になって不快感を与えてしまうこともあるかもしれません。これまでの教科書や医局で教わってきたことと違うかもしれません。

 

しかし、今一度立ち止まって考えて欲しいのです。

 

  • その治療(検査、検診)について、本当に根拠がありますか?

  • 根拠があったとしてその利益の大きさは不利益よりも大きいですか?

  • 治療の利益が期待される確率はどれくらいですか?

  • 放置したらどうなるのですか?

  • その治療は何を改善するのですか? 検査指標ですか? 具体的な症状や苦痛を改善しますか? 死亡リスクを減らますか?
  • NNT(治療必要数)とNNH(害を受ける予想とされる治療数)を調べましたか?

  • 侵襲の少ない治療法や、安価な薬など代替手段はありませんか?

  • そのエビデンスは、性別、年齢、既往症、症状の程度を総合的に考慮して、目の前の患者さんに当てはめてよいですか?

  • 患者さんや家族は何を重視していますか?

  • その治療法を、あなたの子供・配偶者・親兄弟にも自信を持って勧めますか?

 

私のブログは、基本的には公開情報(インターネット、刊行物、政府系広報、論文、統計データ等)を基にしています。私がオリジナルで創作した研究を紹介しているわけではありません。しかし、現代のように、マスメディアがスポンサーに従った偏向報道を繰り返し、インターネットにゴミのような情報があふれる中で、価値ある情報を掘りだして、見せ方を変えて伝えることは新しい価値の提供になると信じています。

 

正しい情報は、そこらじゅうに転がっています。しかし、人を惑わすゴミ情報はそれ以上に多いので、正しい情報を探すのが困難な時代となっています。

 

また、専門的な正しいことを言っている人を盲目的に信じることはかえって危険です。有能な詐欺師は見るからにペテンではありません。9割の本当に1割のウソを混ぜるのです。いわゆるニセ科学批判論者の世論誘導は有名です。

 

これからの時代は、正しい情報を覚えるのではなく、情報の探し方を知り、真偽を見抜く目力と直観力をつけることこどが重要だと思っています。

 

 

今年は、ワクチンや検診以外にも、多くの問題について、気付きを与えることができればと

思っています。

 

 

最後に情報の読み方や、デマや誇大な表現を繰り返す人を知るために、おすすめの本を紹介します。専門家にお任せすることがいかに危険なことであるか、参考となれば幸いです。

 

 

 

 

どうぞ今年もよろしくお願いします。