視聴率はチェックしていましたが、放送は1年半以上見ておらず、フォロワーさんからU-18の歌い方が酷いという話を聞いていました。

 

今回はスタジアム時代から既に綺麗なハンマリングを取れる歌い方をしていたAi初挑戦の前田麻耶ちゃんが出る事と、他の出場者がどのような歌い方をしているのか確認のために予選から決勝まで全て見ました。

 

今回は決勝に進出した4人について感じた事を書き連ねていきたいと思います。

 

麻耶ちゃんはスタジアム時代のNAOのフル動画でも分かるように、しっかり伸ばしてビブであったり、過度な採点歌唱はしないという意志を感じる出場者です。

Aiになってもその心意気は変わらず、相変わらず基本しっかり伸ばしてビブラートをかけ、ハンマリングも不自然な取り方もせず、感情が入り、上手く聴こえるスタジアム時代と同じ歌い方で新加点を取っていました。

 

発声はAiに合わせて柔らかくなっていますが、高校3年生で登場した時は裏加点で苦戦したことからもスタジアム時代の方が発声的に無理していたかもしれません(スタジアムは倍音を出さないとどうしようもないのでそこは妥協できない機種です)。

 

麻耶ちゃんはこぶしも自然に入るタイプのように見えて、自然には入らないタイプの出場者が強引に入れている(しかも必要以上の数を入れているのも問題)ような無理やり感がなく、Ai向きの出場者だと思います。

 

ビブラートも自然で柔らかく、個人的に一番好きなビブラートのかけ方をしています。

 

決勝は声が震えて意図しないビブラートが多く入ってしまった事も点数を下げる要因になったと思いますが、Aiで十分競争力を発揮できる歌い手さんだと思うので、継続的に出場させるべきだと思います(麻耶ちゃんの出る大会は視聴率が良いという数字を持っていると側面もあります)。

 

優勝したRiRiKAさんは、フォロワーさんによると、本当は不自然なハンマリングはしたくないとのことです。

 

やはりRiRiKAさんは不自然なハンマリングとこぶしを入れるための演歌的な発声が気になります。

 

ハンマリングに関しては、決勝に進んで、歌唱力で光った麻耶ちゃんと伊沢有香ちゃんの歌唱をよく分析し、どうやったら歌唱力とハンマリングを両立出来るやり方に気付いて欲しいです。

 

RiRiKAさん自身、綺麗に取れているハンマリングもあります。

 

歌唱力に全振りした歌唱の動画を撮って、しっかり分析しても答えが見えてくると思います。

 

筆者はAi発売2週間くらいで、綺麗にハンマリングを取る方法に気付きました(関わりのある歌うまさんの歌唱を分析しただけですが)。

 

Ai発売から4年以上経っても、不自然に下から上に上げるハンマリングでハンマリングを取ろうとする出場者が多いのは番組の質を下げる事だと思いますし、番組的にもNGにして欲しいと思います。

 

RiRiKAさんだけでなく、少なからずこのような取り方をしているので、こういう歌い方が横行した結果が視聴率低下に繋がったのかなと感じています。

 

もしも、RiRiKAさんが綺麗なハンマリングの取り方が分からないのであれば、こちらに連絡頂ければ取り方をお伝えします。

 

せびっちゃさんに関しては、番組で唯一視聴者から採点歌唱を期待されている出場者だと思います。

 

仮に綺麗に歌って点数が伸びなくて敗退したら「何故採点歌唱をしなかったの?」と言われる唯一の存在です。

 

それは、歌唱後のやり取りからも伺えますし、せびっちゃさんに関してはあれこれ言う事はないです。

 

今回、一番成長を感じたのが伊沢有香ちゃんです。

 

1年半以上有香ちゃんの歌唱は聴いていませんでしたが、本当に成長したと思います。

 

これなら歌唱力と点数を両立している四天王として堂々と胸を張っていいと思います。

 

まず、麻耶ちゃん同様にハンマリングを綺麗に取るのが印象に残りました。

 

有香ちゃんは歌が上手く聴こえる歌い方でハンマリングを取れる方法を知っていると思います(歌が上手い人が自然とやっている事をきちんと意識して出来ているとも言えます)。

 

歌唱力以外の面でも良かったと思う点がひとつあります。

 

それはマイクを持っていない右手の使い方です。

 

筆者は元々スポーツに興味がある人間なので、体の動かし方については歌い手さんよりはよく知っていると思います。

 

有香ちゃんは肩甲骨からしっかり腕を動かしています。

 

肩甲骨から動かす事によって腕を立体的に使う事が出来、柔らかさも表現できます。

 

肩と肩甲骨がガチっと固まってしまって、手が直線的な動きしか出来ず、平面的な薄い印象を与える人とは真逆の印象を与えます。

 

今回の有香ちゃんは歌唱力にこだわった大会だったようですが、このクォリティーを今後も維持して、歌唱力と点数を両立している尊敬される四天王であり続けて欲しいと思います。