だいぶ昔に書いたコトも含めて、ざっくりと 改めて、紹介したいと思います~



フリントハートは、"アンクル・スクルージ"の原作者カール・バークスによって生み出されたスクルージのライバルの一人です。

バークスが描いた作品では、たった三回程の登場だったにもかかわらず、その強烈なキャラクターから、最も有名な悪役となったと言えるでしょう。

(しかし新ダックテイルズのフリントハートは太いですね。。その要素、絶対いらなかったと思うの私だけでしょうか )


旧ダックテイルズでもレギュラーで登場。
スクルージに勝つためなら手段を選ばない性格で、アニメではスクルージを本気で亡き者にしようとしたシャレにならない話もあるほどです



↑ゲーム:ダックテイルズ・リマスタードより(旧アニメでの姿)


スクルージさんは、彼のことをフリンティと呼びます。逆にフリンティはスクルージのことをスクルーギィ 等と呼びます。お互いにスコットランド出身のため、わざと訛って呼んでいる、ちょっとした皮肉でもあります。


★フリントハート初登場の作品は、現在販売中のこちらの作品集↓
The Lost Crown of Genghis Khan に掲載されています。


紀伊国屋さんの画面↑




"The Second-Richest Duck" より




ある日の新聞で
"アフリカのグロムゴールド氏が、世界一の億万長者に?!"

という記事を見たスクルージおじさん。自分の一番の座が危ないと知り、本当に彼がお金持ちなのかどうか… 真相を探るためアフリカへと出発し、顔も知らなかったフリントハートと出会います。



↓原作ではスーツに白いヒゲ姿です。


そして、やることなすこと自分とソックリな相手と知り、大喧嘩に。。

以来、二人は犬猿の仲となります。勝負をしても お互いを蹴落とす事しか考えていない老人達…  でも、スクルージには "良心" である甥っ子達がいます。




↑ズルしちゃダメだよ、伯父さん!


ヴィランであるフリンティとスクルージとの大きな違いを感じさせるものですね~





↑初回からフリンティ呼びしてるスクルージさんw



★ "The Money Champ "

二度めの出会いは、グロムゴールドが勝負を仕掛けに、ダックバーグへとやってきます!



歩道で大喧嘩して捕まっちゃう二人がカワイイ

(ノ´∀`*)




硬貨を積み上げる、シンプルなお金持ち対決!! これ、旧アニメでもありましたが、世界一の億万長者を決める勝負なのに…… (笑)

フリンティが卑怯な罠を仕掛けるも、勝負は もちろんスクルージの勝ちです♪




★ "So Far and No Safari"

事業拡大のためにアフリカへ行くスクルージさん達、操縦する飛行機が撃墜されてしまいます。

(原作では航空機を操縦できるスクルージおじさん)


狙撃の腕が…  すごい(笑)


相手のパイロットは、グロムゴールドです!自分のテリトリーに手を延ばしてきたスクルージを執拗に攻撃してきます。



これ、襲撃は二度ならぬ三度と続くのですが、実弾を搭載した戦闘機で生身の相手を撃つなんて、、、オイオイ!? ですよ。

昔の漫画とはいえ、倫理的にあまりヨロシクない描写かと(^-^;;)


グロムゴールドのシャレにならない性格を決定的にした作品ですね☆ ぶっとんでます。

わりとコミカルな展開とか憎めない悪役な時もあるのに、急に恐ろしく凶悪になるのは この作品のイメージかも?!



★最後に


ちょっと格好いいグロムゴールドの姿♪
↑Don Rosa "The Son of the Sun" より。



★余談

最初の作品で出てくるストリングボール。スクルージおじさんは、あの糸でナンバーワンDIME(10セント)をポケットに結び付けていました。近年では 首から下げていることが多いです♪