Carl Barks


マニアックなコミックスの話題(^w^)


アメコミの絵(下書き)を描いているのはアーティストですが、その仕上げには複数の人が関わっています。ペン入れ、色、文字など。

インク(ペン入れする人)によって仕上がりのイメージが変わるうえに、お話の途中でアーティストが代わる場合もあるなど、絵柄を見ただけで誰か判別するのは難しいものです。

カール・バークスは、本人が仕上げていた作品の他、引退する前には他のアーティストがペン入れをした作品も沢山ありました。(引退してからはコンセプトなど原案に務めました)



バークスが鉛筆で描き、それを別のアーティストが仕上げた作品について、Daan Jippesの紹介も含めて触れてみたいと思います♪




"The Pied Piper of Duckburg"
(ダックバーグの笛吹き男)

↑Carl Barksによる下書き。

これを…


↑Don Rosaが1990年に仕上げたバージョン。(作品集より)




↑Daan Jippesが2007年に仕上げたバージョン。(作品集より)


見比べてみるのも酔狂な(^-^)

この作品、バークスが残していたのは最初の3ページだけだったので、実は4ページ以降の展開が全く違います。

それぞれの個性が出てて、ジャイロさんが可愛いから私的にどっちも◎


余談:Pied Piperとは
ハーメルンの笛吹き男 のことです。
この作品では、ジャイロ博士が鼠達を誘導して町から連れ出そうとして失敗します(お約束)
Pied Piperは、その逸話から 自分勝手な嘘をつくと何か大事な物が無くなる といった因果応報の例えによく使われます。



~こんな感じで、別のアーティストが仕上げていたバークス作品を 後からDaan Jippesが描き直しているものがいくつもあるのです。

ジパスの作品を本気で集めようとすると、作品集があまり出てないので大変…
(´・ω・`)


続く