スマホは電子レンジと同じ電磁放射線を使っている

 電子レンジは、食べ物に含まれる水分を1秒間に24億5000万回振動させることでものを温めます。

 携帯電話・スマホには、この電子レンジに使われている電磁放射線と同じものが使われています。

 そのため、携帯電話・スマホの電磁放射線に当たった細胞は、1秒間に24億5000万回振動させられ、さまざまな異変を引き起こします。めまい・耳鳴り・イライラ・倦怠感・関節炎・動悸・アトピー・がんなどなど。

外国では子どものスマホ使用を制限しています

 子どもの頭は大人よりも柔らかいために、電磁放射線の影響を大人の何倍も受けます。幼ければ幼いほど、危険です。

 そのため、各国では、子どもたちを守るためにさまざまな勧告や規制を設けています。

 例えば、ベルギーでは政府(2013年)が、7歳以下の子どもへの携帯電話の販売を店頭でもインターネットでも禁止しています。また、14歳以下の子どもを対象とした携帯電話の広告やコマーシャルも禁止しています。

 フランスでは政府が法律(2009年)で、「12歳未満の子ども用携帯電話の全ての広告の禁止」「6歳以下の子ども用に作られた携帯電話の販売の禁止」を定めています。

電磁波過敏症(EHS)の人が増えています

 電磁放射線にさらされることで体調が悪化する電磁波過敏症の人がどんどん増えています。

 2012〜1015年の早稲田大学応用脳科学研究所(「生活環境と健康研究会」の疫学グループ)の調査によると、日本の人口の3・0〜4・6%(約300万〜460万人)の人がEHSの症状(めまい・耳鳴り・アトピーの悪化・うつ・集中力の欠如など)を自覚しているということです。

電磁放射線から身を守るには

 電磁放射線から身を守るには「時間」と「距離」がポイントです。

 電話をするときは、スピーカーかイヤホンマイクを使って、「距離」をとり、「時間は短く」しましょう。

 睡眠時には、Wi-Fiルーターやスマートメーターの近くで寝ないことが大事です。「距離」をとりましょう。

 電源の入ったスマホを枕元に置かないことも大事です。