パーティが終わって、トニーの嫁ぎ先の家に戻った後、
水の流れない、水洗トイレに、どうしたものかと思いました。


トニーから、バケツに水を汲んで、上からじゃーっと流してと言われて、
使い方を覚えます。

お風呂場には、バスタブがなく、大きなバケツに入った水があり、
どうやら、それをかぶって、体を洗う模様。

水に当たるのを恐れた、小心者の私は、その日、唯一持っていた
飛行機の食事で出た、小さなミネラルウォータで

  • 顔を洗うか
  • 歯を磨くか

迷ったのを覚えています。

でも、そう思ったのは最初だけ。


いろいろ衝撃を受けましたが、すぐに慣れました。
 

郷に入ったら郷に従え、ですね。

寝る部屋には、扇風機が置いてあったのですが、

つけるとそこそこうるさいのです。

 



壁の下が空いていて、両隣に音が聞こえるので、

私は扇風機を回すのをためらいました。
 

それに、一晩中扇風機をつけて、電気を使ってもいいのだろうか。
 

事情がわからなかったので、扇風機を消して寝ることにしたのです。

でも、ダバオって、とっても暑いのです。


暑すぎて、寝られないのです。


そのまま、1時間位、経過したでしょうか。

「青森を出発した時は気温が15度位。
今日ダバオに来たからって、いきなり暑さに耐えられる訳がないじゃないの。」
という結論に至った私は、ばっと起き上がって、扇風機をつけたのでした。、

周囲の事情を考えて、どうするかを決めるのが

あまりにも当たり前になっていた私が、
自分がどうしたいのかに沿って、動いた瞬間でもありました。


気持ちよく眠った私は、翌日に
「ありがとう」と伝えたのですが、それだけでよかったのですね。

 

1時間も我慢しないと、

自分がどうしたいのかを

考えるに至らない状態にあった

当時を振り返りながら


せっかく先方が、私のために
扇風機を準備してくれているのに、

周りに迷惑だろうと勝手に思った私が、
それを使わずに

「暑くて、一晩中、寝られなかった」なんてこぼしたり、

次の日のスケジュールを楽しめなかったりするのであれば
 

私の我慢の意味なんて、

どこにもないなあと思ったのです。

 

 

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