アイホージュを立ち上げて、2か月ほどの頃のこと。

諸事情から、

しつこいご指名電話を寄こしたSさん

逆指名で仕事を依頼し、

他の業者さんが家(の敷地)に出入りするようになりました。

初日の朝。

家に来たSさんから、
「伊藤さん、ちょっと立ち会って。」
と言われて、外に出ました。

私は寝起きのスッピン状態。
髪も若干はねていました。
ま、いいか。

(全然良くない。引き返せ。)

立ち合いの時間は1-2分位だったでしょうか。


3メートルほど離れた所から
業者さんがお二人いらっしゃるのが見えました。

私は視力が良くないのですが、
普段は裸眼です。

 

眼鏡は運転する時のみ。

余計なものが見えなくていいです。

その場にいても何もやることがないので、
さっさと家に入り、仕事をしていました。

しばらくすると、
Sさんと、うちの家族が
階下で話している様子が伺えました。

業者さんが終わりの挨拶をしているのが

うっすら聞こえたと思ったら、

お帰りになった模様。

ここで私は1階に下りて行ったのですが、
Sさんとうちの家族が笑っています。

口を開いたSさんが、
「今の業者さん、伊藤さんの同級生だって。」
と言い、その方の名刺をくれました。

ひやっとしました。
思い当たる人がいたからです。

名刺を見たら、当たっていました。

中学校の時のクラスメイトで

好きだった人でした。


事実は小説より奇なり。

 

こんなことってあるのと思いながら
スッピンで、髪もはねていたまま

外に出た己を呪ったのは
言うまでもありません。



 

次回に続きます。