ちょうど8年前の今頃、私は、アイホージュを公開しました。


EFTを提供することを決めた理由をアイホージュのホームページに書きましたが、当初、私は、EFTを提供するつもりはありませんでした。


提供することに対して、強い抵抗を抱いていたからです。


でも、EFTを提供する以外の選択がない状態にあった為、「提供する」と決めた上で、EFTを使い、抵抗をひたすらありのまま認め満たしていました。


自分で自分をありのまま認め満たすとは、簡単に言えば、「自分の望む目的地にたどり着くにあたって、主体的に思考し、行動する為に、自己充足する」です。


自己充足は、例えるなら「自分で自分のお腹を満たす」でしょうか。


ただ、お腹を満たすといっても、色々な手段があります。


嗜好品、口当たりの良いものを好きなだけとか、とにかく食べられたら良いとか、何でもよかった訳ではありません。


前回、ありのまま認める×EFTには2つの基盤があると書きました。


これは「自分で自分のお腹を満たす為のルール」でもあります。


●自分で自分(の欲)をありのまま認め満たす
●自分で自分(の欲)をありのまま認め満たし、自分を尊重するように、
他人が他人(の欲)をありのまま認め満たすことを尊重し、必要があれば互いの合意点を見出し、実行する


当時は、この基盤を知識として持っていた訳ではなく、何も知らないまま、先に使っていた状態でした。


納得いく方法で、存分に私の中の強い抵抗をありのまま認めるうちに、満足した私は、「(サロンを立ち上げるにあたって使ったEFTを)世の中の誰かが探しているのかもしれない」という思いに行きつきました。


お腹を満たしたことによって、落ち着いて、次のことが考えられる状態になったのでしょう。


お腹が減っている状態のままでは、お腹を満たすことを考えるのが精いっぱいで、お腹を満たした後のことなんて想像つかないですものね。


8年前の私は、何故、自分で自分をありのまま認め満たすことが、サロンの立ち上げに繋がったのかが、全くわかりませんでした。


でも、自身の変化が、あまりに面白かったから、

何故、自分で自分をありのまま認め満たすことで変化が生じたのか理由を明らかにしたい。
自分で自分をありのまま認め満たすこの先に何があるのかを見たいと思いました。


同時期に、
「納得して、交通事故の被害者の立場を終えたい(と思って、実現した)」
「サロンを立ち上げたい(と思って、実現した)」
「自分で自分をありのまま認め満たすこの先に何があるのかを見たい。」って、同じ感覚だ。


だとしたら、この感覚をどこまでも追い求めたら、私は、この先に、何があるのかを見られるのではないだろうかとも思ったのです。


そんな訳で、この8年間。


私のやりたい事として「自分の納得を追い求める事を通じて、色々な物事を成り立たせることは可能なのか」という取り組みを、密かにやっていました。


クライアントさん達が、セッションで持ってくる問題は対人・コミュニケーショントラブル、仕事、子育て、お金、自己否定といった具合に、様々です。


大抵の場合、問題は一つではなく、複数絡み合った状態になっています。


1つに手をかけようとすると、別の何かがひっかかり、結局何をしていいのかわからない・・と手を打てずにウロウロした挙句、問題を大きくしてしまい、切羽詰まった状態でセッションを受けるというケースが、結構多かったです。


対人・コミュニケーショントラブル、仕事、子育て、お金、自己否定といった「問題」は、それぞれ別の問題として捉えられがちですが、実は、共通していることがあるのです。


それは、色々な問題は、本質・特性を活かさないように、クライアントさんが自らを抑え込むことによって発生している(=問題への対応方法が、子供の時のままだ) ということです。


クライアントさんに現在生じている問題に手をかけるにあたって、2つの基盤に沿って、物事を捉え、思考し、行動することが、本質・特性を抑え込む状態から、活かす状態へと繋がるとわかったことによって、現在、ありのまま認める×EFTのセッションは、問題解決の方法を使って


1・クライアントさんの本質・特性を活かせない状態を活かせる状態へ持っていく
2・クライアントさんにお子さんがいらっしゃる場合は、セッションを通じて、本質・特性を活かせないことを良かれとする世代連鎖を阻止する
ことを目的に行っています。


この目的には「自分で自分をありのまま認め満たす、この先を見たい」と思って、1つ1つを積み重ねて、辿り着きました。
2015年の秋の話です。


これらの目的に辿り着いた時、私は強い抵抗感を抱いていました。


1は良いとして、2だよ2。
子供を持つ、育てるといった選択をしなかった私が、それを言うの?

 

と思ったのですが、最終的にやらないという選択は、私の中にはありませんでした。
(理由はいくつかあるのですが、これについては改めて書きます。)


私は、8年前にサロンを立ち上げ、EFTを提供するのを決めた時と同様に、強い抵抗をありのまま認め満たし、1.2をやることに折り合いをつけました。


折り合いをつけた段階で、気づいたことがありました。

 

やらないも何も、すでに1も2も取り組みを開始していて、この時、初めて言葉を伴った状態で、意識的に1と2の目的を捉えたことによって、怖気づいただけなんだ。