洞口依子さん、ありがとうございます。

昨日放送してた　洞口依子さん出演の「復活の日」見ました。

番組内容は、子宮頸がんで　子宮・卵巣・リンパ節・膣の一部の摘出手術、抗がん剤治療、放射線治療を受けた

女優洞口依子さんの闘病をまとめたものです。

洞口さんの本　「子宮会議 」　は読んでいたし、

他の番組で洞口さんの闘病映像とかも見ていたので、

ほぼ大体知ってる内容だったんだけど、

それでも胸にズキーーーンって来る内容だった。

番組最後の洞口さんの言葉が、子宮頸がんって病気を物語ってたなぁ

子宮頸がんって病気はなかなか言いづらいんですよ。

大きい団体があるわけでもないし。

だけど実際は予防できるんですよね。

なので、なってしまった私達患者が一生懸命少しずつ、

ちっちゃくちっちゃく声をあげるようにしてるので

なんかそういう話を身近で聞いたら声をかけてあげて欲しいなって思ったりします。

私と同じ想いが詰まってるメッセージで涙がドバーでした

「遊びまくったから病気になったんでしょ？」　（←ソレは違います　コチラ が真実です）

「妊娠できなくなるんでしょ？」　（←初期のガンなら手術しても妊娠可能です）

ってアレコレ想像される恐怖。

「性交渉」が関係してるから、子宮頸がんって敷居が高いよね。

だから、私は自分がこの病気をしたってことは信頼できる人にしか話せない。

一部の友達や親に告白するにもとても勇気いりました。

子宮頸がんは定期的に簡単な検査（細胞診）を受けていれば、

子宮を温存できる治療で治すことができるんだ！

ってことをもっともっと多くの人（男性にも女性にも）に伝えたいのに、

偏見の目があるために伝えられないもどかしさ･･･。

なのに、洞口さんは子宮頸がん患者としてメディアに出ている･･･。

「この人だけには知られたくないんだけど」って想いも絶対にあると思うのにな･･･。

子宮頸がんのお仕事をする度に、辛かったことを思い出さないといけないのもとってもストレスだろうな･･･。

洞口さんの身近な人にも「喋るのやめときなよ」って言ってる人がいるかもしれないだろうな・・・。

私が有名人だったら、「世間にバレませんように・・・・」ってなってると思う。。。

だから、メディアを通して洞口さんを見かけるたびに、

心の底の底の底から　洞口さんありがとう　って気持ちになります。

簡単な手術だけで子宮を温存できた私の

「早期発見で子宮温存できるヨ！」

と、

子宮・卵巣・リンパ節・膣の一部を摘出して、抗がん剤と放射線治療をした洞口さんの

「早期発見で子宮温存できるヨ！」

とでは、メッセージの重さってぜんぜん違うよね･･･。

円錐切除だけで治療できた私が子宮頸がんについてアレコレ語ってることに対して、

「知ったかぶっちゃって。ぜんぜん分かってないじゃん。」

ってイライラしちゃう方だって絶対に居ると思うんです。

洞口さんがストレッチャーに乗って手術室に入っていくシーンとか、

術後　大変そうに起き上がって、点滴の棒につかまって歩く練習をするシーンとか、

「そうそう！私もそうだった！」なんて思いながら見たけど、

私が受けた円錐切除と洞口さんの治療はぜんぜん違うんだよね。

円錐切除は膣からの手術だから、傷跡だってないし。

「子宮頸がんってね、検診が重要なんだよ！早期発見で子宮温存できるんだよ！」

なんて話した相手が、実は　全摘や放射線治療や抗がん剤治療　とかしてたら私どうしよう・・・。

穴があったら入りたい　どころじゃない・・・。

摘出手術を受けた方が、このブログを見たらどんな気持ちになるんだろう･･･。

でもさ、やっぱり私が経験して知ったことは広めていきたいな。

私よりももっともっと傷付いている人がいるってことを忘れずに。

私なんてサ、子宮頸がんのことでお役所に意見（クレーム）言うのも「匿名」でしか言えない小心者です。

一部の人にしかカミングアウトできてません。

このブログだって、「フモ」っていうハンドルネームがあるから発信できてる。

実名でこのブログやる自信ゼロ。

でも、ブログ書いたり、ネットを通じて人と交流したり、役所にクレームしたり、

することが私の生き甲斐になってるので、

引き続き細々と今のカタチを継続してゆきます

私のブログって、異形成や初期の子宮頸がんを体験した人に向けた内容が多いので、

子宮頸がん＆異形成のことを知らない人はたぶん読んでくれてないと思うんです。

だから、知らない人も読んでくれるようなブログを作っていきたいんだけど、

なかなか案が思い浮かばないですねぇ。

で、いろんな人が読んでくれればなぁ～とブログ村に参加してみたので、

1人でもいいからこのブログ読んで検診に行ってくれる人がいたらいいな

「大変だったんだね」「頑張ったね」とかの同情や慰めの言葉よりも、

「フモの話を聞いて私も検診行ってきたよ！」って友達からの言葉の方が何倍も嬉しかった

（もちろん同情や慰めの言葉も嬉しかったです）。

洞口さんもそうなんじゃないかなー。

あと、モデル・女優の「秦れいサン」って方も自身のブログで円錐切除したことを告白してました　→コチラ

性交渉って言葉も使って説明されてて、本当に感動しちゃいます。

話はちょっと変わります。。

洞口さんは、闘病のツラさから「不安障害」になりました。

私も「不安障害」を持っているので、さらに勝手に親近感を抱いています。

「不安障害」の中にもいろいろタイプがあって、私と洞口さんは少しタイプが違うみたいだし、

私は異形成のことではなく、他のツライ出来事から発症したんですけどね。

（最近何かと話題の柔道の石井慧は不安障害の中の「強迫性障害」になってたらしいですね。強迫性障害とは、カギやガスの元栓などが心配になって確認しに戻ってしまったり、手がきれいなのに何度も洗ってしまったり、といった症状らしいです）

私の不安障害（パニック障害・広場恐怖症）については、コチラ で書いてます。

（まだ続編を書いてないので途中までですが・・・　そのうち続き書きマース）

こんな長文読んでくれてありがとうございました

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