資格ないのに交通事故示談交渉
弁護士の資格がないのに交通事故の示談交渉などの法律事務を行ったとして、埼玉県警生活環境2課と深谷署は10日、弁護士法違反の疑いで、熊谷市筑波、柔道整復師で元行政書士、柿沢和雄容疑者(46)を逮捕した。
生活環境2課の調べでは、柿沢容疑者は行政書士だった平成19年3月28日~20年2月22日ごろ、弁護士の資格がないにもかかわらず、交通事故で負傷した深谷市と群馬県の各男性会社員から委任を受け、保険会社に損害賠償を請求。保険金の約2割にあたる計約280万円を報酬として受け取った疑いが持たれている。
柿沢容疑者は「弁護士法に違反しているとは思っていない」と容疑を否認しているという。また、柿沢容疑者は深谷市で接骨院を営んでおり、「交通事故にあって来院した患者から保険の相談を受け、助けるためにやった」などと供述しているという。
同課では、柿沢容疑者が16年6月~21年12月にかけて、新聞記事で調べた交通事故の被害者にダイレクトメールを送るなどして顧客を集め、約120人から示談の委任を受け、報酬として計約8500万円を受け取っていたことを確認している。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100210/crm1002101217016-n1.htm
交通事故の治療に関しては、いつの時代も問題が絶えませんね。