役者の勉強って何だ? | 演劇人生

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今日を生きる!

演技を勉強するのにお金がかかる?

巷には、

このような可笑しな世界がたくさんあります。

講師費用を払わなくてはならない。

光熱費はかかります。

それに儲け???

役者を育てるのに儲ける必要はありますか?

うちの劇団に来る俳優の中には、

「これまで100万はかかりました」

という人がいました。

「卒業して仕事は?」

「何回かしましたが・・・」

1日就業して数千円という話で、

1年間に5~6回だったそうです。

「オーディションに通らないと駄目ですからね」

俳優学校や養成所とは何なのか。

有望な若者を食い物にだけは

して欲しくない気がします。


しかし、

真剣に演技と向き合い、

自らを高めていく

努力をしようという若者が

少なくなったように思うことがあります。

それを時代が難しくしてしまったのか・・・。


わが劇団は、

月額3千円の会費ですが、

俳優としての学びは充分にできていると思っています。

俳優の勉強は、

簡単なエチュードや外郎売、五十音訓練ではない。

ま、それも遊びとしてやるのいいだろうが、

そんな余裕はないはず


さまざまなシチュエーションの中で、

人としてどう生きるかの訓練こそ、

役者の勉強なのだという思いで、

お互い向き合っています。