ちょっと見ない間に、慶応義塾大学通信教育課程のHPが


めっちゃ、お洒落に変身している!!!


http://www.tsushin.keio.ac.jp/


しかも尊敬する柳川先生のインタビュー記事やら、


英語学の井上先生(公開講座ではお世話に!)の講義紹介やら、

国際政治論で大変お世話になった細田先生の講義紹介(懐かしや~)やら、

講義動画もあったりして、めっちゃ豪華な内容になっている(驚)。


慶應義塾の通信教育は、本気で取り組むのなら、

絶対に得るものが大きい、本当にやりがいのあるプログラムなので、


是非、多くの方に知ってもらいたいし、

チャレンジしてもらいたいと心から思っています。


ただし。1つだけ、すごく不満な点が!!!


それは、学位記の写真なんです!!


卒業生の声のところに載っている写真、

ちょっと違うんです!


慶應義塾の学部生の学位記は、

左に一本、赤い線が入っているのです。


これは通学課程の学生も、通信課程の学生も

全く同じものなんです。外側も内側も。


なのに、この通信教育部のHPを見ると、

学位記に赤い線が入っていないバージョンとなっており、


あたかも、通信の学位記は、通学の学部生の学位記とは

違うんだと勘違いする人もいるのでは、と思います。


通信教育部のHPに載っている、

赤い線が入っていない学位記は、

確か、たぶん、大学院の学位記だったような気がします。


通信教育部の方、見てますか~?(見てるわけないか)


いまだに、入学を検討されている方が、

このブログを見に来て下さっているようなので、

ハッキリと書いておきますが、


慶應通信の学位記は、通学課程の学生のものと全く同じです。


ちなみに、学位記のみならず、


慶應義塾評議員選挙への投票、

慶應オンラインの登録と活用、

慶應カードの入会と図書館への入館、

慶應ブック倶楽部への登録、


などなど、通学課程の卒業生と全く同じ扱いです。


安心してチャレンジしてください。

日吉キャンパス公開講座、第2回目を受講しました。


秋の気配を感じる日吉キャンパス、

いいな~。


夏スクの時と違って、爽やかな季節の中で、

ゆっくりとキャンパスを散歩できるのが楽しい!


さて、本日のメインは、2コマ目の井上逸兵先生。


何かと話題の井上先生の授業、すごく楽しみにしてました。


井上先生、登場の瞬間から、不思議な親しみがジワリと。


授業の出だしから、1コマ目ご担当の朝吹先生が名門の出身という

ことを紹介しつつ、


「朝吹先生のお宅では、子供のころ日常会話がフランス語だったそうで」

「そして召使の方々は英語だったそうなんです」

「だから朝吹先生にとっては、英語は召使の言葉だそうで(爆笑)」


授業のつかみから面白すぎ。井上先生、ナイスバッティング!


講義そのものは、ジブリアニメの英語字幕を題材に、

文化的に一貫した会話になるよう翻訳する「文化意訳」について。


トトロや魔女の宅急便、千と千尋などのシーンを題材にしつつ、

文化の違いが翻訳をいかに異なった、

一見、「ズレている」ような言葉に置き換えることにつながるか、


連帯と独立をキーワードに、文化言語学的な解説を試みるという

非常に面白い内容でした。


トトロにて、英語に翻訳不可能な、「いただきます!」を

"Michiko will be jealous!"に置き換えていることなど、

それが何故なのか、興味を持たせながら、

文化的背景の違いに根差す原理を説明されます。


細かいネタも豊富。

例えば、

「最近、マンガ等で見よう見まねで日本語を学ぶ外国人が多いんですよ」

「「貴様」っていう言葉は、「貴い」「様」だから、丁寧な言葉だと思いこんじゃうんですね」

「だから来日していきなり、「貴様はどなたですか?」って」



面白い講義だったな~!

この先生だったら、文学部のスクも受けてみたいと思わせる内容でした。


PS 間もなく終了します ⇒ Watch your step

  の事例紹介もありましたよ!!





日吉キャンパスにて開催の公開講座、

『言葉と想像の翼』と題して、

全8日、16コマの講義が展開されます。


4日(土)は講座初日であり、

文学部の納富先生、文芸評論家の若松先生の

講義でした。


久しぶりに訪れた日吉キャンパス。

卒業式以来です。懐かし~!!


会場は夏スクでもお世話になった第4校舎で、

J29番教室。夏スクで日吉に通った日々を思い出します。


さて、肝心の講座ですが、とっても面白いものでした。

慶應での講義は久しぶり!


1コマめの文学部納富教授は、「言葉とは何か?」と

題して、哲学入門的なアプローチでした。


言葉の本質とは何か?コミュニケーションの道具を超えて、

人間の本質としての言葉、言葉の本質としての想像力、

そして目に見えるものだけではない実存、その根拠としての言葉について、

プラトンの「ギュゲスの指輪」、「洞窟の比喩」

(しかもオリジナルテキストを先生が翻訳したもの)を用いて、

解説してくださいました。


いやあ、哲学って面白そうだな~と思わせる授業でした。


次に、文芸評論家、批評家の若松先生は、

「天使の形而上学」と題して、哲学者井筒俊彦とリルケを題材としたお話。


講義の中で、井筒先生の著作において、

あるロシアの詩人を表現した文章を紹介して下さったのですが、

その文章に痺れました!!!



「人がこの世に生まれてくる時、その幼い魂は天使の腕に抱かれて

天から地上へと下りて来る。悲愁と涙の世界へのこの途次に、

優しく天使が歌って聞かせてくれる素晴らしい歌の節を、

幸か不幸か記憶の底に留めて生まれてしまう異常な運命の人があるのだ。」


(井筒俊彦『露西亜文学』『井筒俊彦全集第3巻』)


くう~、こういう言葉を紡ぎだせる人っているんだなあ。


井筒先生が素晴らしすぎる件。


お亡くなりになって20年だそうですが、

井筒先生は、かつて通信教育の夏スクでも教鞭をとっておられ、

素晴らしい授業として伝説になっているとか。


哲学って、理系の実用系の学問しかしてこなかったkappaにとって、

最も遠いところにある学問ですけれど、

人間の思索をつきつめていくことで、

実存すること、しないこと、

そうした壁を取っ払って、物事の根源に迫ろうとする、

とても興味深い学問なんだと思いました。

(私には無理です。文学部1類の方、尊敬します)



言葉と想像の翼

写真は、

・講座のチラシと講義要綱

・受講証(これで日吉図書館に入れます)

・Kappa(本人)←


慶應義塾維持会に寄付をしました。


そうすると、いろいろなグッズが送られてきました。


東日本大震災復興支援の一環として、

宮城県三陸町の「慶應義塾の森」で発生した

間伐材を活用したグッズです。


スマホスタンドとキーホルダー。


なかなか素敵な品々です。


それと三田の旧図書館絵はがき。


維持会


卒業以来、スクやレポもないので、

だんだんと慶應との関係も希薄になってくるのですが、


慶應に対する感謝の気持ちと、


なんだろう、慶応愛というか、

慶應に対する親しみというか、


そういうのが、じわっと来る、

そういう感じでしょうか。


こうして今回、寄付をさせて頂いたのは、

通信教育課程の卒業生である、

3から始まる塾員番号を持つ私たちが、

慶應義塾に寄付をすることで、


少しでも、

慶應義塾の中で、通信教育課程に対する

評価が高まればいいな、


と思ったからですね。


慶應通信のことを大切にしてほしい。


ちなみに、慶應義塾維持会に寄付をすると、

個人寄付金として免税措置が適用されますよ。


1万円の寄付で、

所得税の税額控除が3,200円

さらに東京、神奈川、埼玉県などでは、

個人住民税の税額控除が800円、

合計4,000円の税金が戻ってきます!!


さらに三田評論(年間購読料4,600円)が

1年間送付されるので、


なかなかお得なことになってます。


興味のある方は、ぜひ!

http://www.kikin.keio.ac.jp/ijikai/index.html





選挙の季節がやってまいりました!


って、衆議院選挙等ではありません。


次期、第34期慶應義塾評議員のうち、

卒業生評議員について、

投票する選挙なのです。


投票用紙(はがき)はこれ。



選挙


いやあ、卒業生は全員、選挙権があるのですけど、

慶應から投票用紙が送られてきたときには、


おおっ、ちゃんと卒業生として認知してくれてるな!

と、ちょっと嬉しく感じました。


いやあ、選挙って、普段あんまり関心がない、

っていうか、ほとんどの場合、

投票にも行かないのですが(ごめんなさい、汗)、


これは投票したいと思います。

立候補者は56名で、その中から1名を

選んで投票する仕組み。


普通の選挙と違うのは、


1 署名押印する必要があること。

2 郵送しか受け付けないこと。

  (直接義塾に持参すると無効、

   はがきとして送らずに封書で郵送しても無効)

3 郵送の際、切手代は自腹であること。


立候補者は、各界の重鎮的な方が多いですね。


切手代は自腹ですが、通信卒業生として、

きちんと投票したいと思います!


さあ、誰に投票しようかな!