正直、気になって仕方ない存在。
でも理性が、彼の家へ行って確認することを思い留まらせる。
だって、見に行ったって、辛いだけだし、
もし奥さんや彼の子供出てきたら、生涯 、映像となって
自分の心に残り、思い出すたびに嫉妬で張り裂けるくらい心が痛いだろうから。
わかっていたのに、見に行った。
理性の抑制が働いていたから、わざわざ行ったわけではなく、
1時間半くらい離れた彼の家の近くをたまたま通る用事があったから。
彼の家の住所は、知っていた。それについてはまた別に書くとして・・・。
彼の家の斜め前で車を留めた。
何も意味がわからない、当時2歳の息子は、ベビーシートで
アンパンマンの人形と遊んでいた。
その状況で見る、彼の家。息子の父親の家。
白い大きな、比較的新しい一軒家だった。
玄関には、幼児向けの三輪車。
それを見て、嫉妬で張り裂けそうだった。
幼児向けの三輪車を見た、、、たったそれだけで。
わたしの子も、彼の子供なのに、一緒に住む住まいも、買い与えられる三輪車も、
ない。
三輪車がほしいわけではない。
そんなものは、自分で働いて買う。
三輪車やおもちゃを買い与えてほしいわけではない。
彼の家族として、彼に愛されたい、占有したい、
そういう気持ちが強かった。
別れて2年たった今だって、うっすら、そう思ってる。
叶わない思い。
叶わないってことを確認するために、行ったのかな、私。