私には未知の食い物だった、アオミズを食べる。 | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

私には未知の食い物だった、アオミズを食べる。

 相変わらず野草食は好きです。文化人類学や、古典文学、生死への造詣を探求したところで、自然を、もし知らないのなら、生を知る上で完全に片手落ちです… 南方熊楠との比較は絶対にムリですが、あの御仁はそうした姿勢で生きてこられたと思います… 彼と同じく、夏場はパンツ一丁で文章を書いたりしています…笑
 このブログで「野草」や「雑草」「キノコ」のカテゴリーも作っても良かったのでしょうが、なんだか当時は天使や仏と内容が違う気がし、カテゴリーを作りませんでした。今思うと作っても良かったかな…とも思いますが、今さら数が多く1から整理するのは気合は無いので、御興味のある御仁はブログ内検索で。

 今年の夏は異常に暑いので、ツイ、野草採集も、2カ月以上ヤル気がなくなりました…
 ツイ、スーパーで売っているヤワな野菜を買ってしまうワケですがぁ…
 するとね…おそろしい事に、老齢の母の歩みが、モツレルようになるんですよ!驚
 「いや!これはヤバいぞ…」と思い… 
 最近、発見した野草、アオミズを食べさせてみたのです…


 すると、翌日から、症状が緩和されるのです! アオミズを食うと私もそうなのですが、翌日、頭がクリアになります! 
 不思議ですね…も、ほとんど信仰に近いかも知れませんが、爆、野草には不思議な力があるものです。これは断言できますが、市販の野菜ではこうした妙技はできません。
 そもそも、アオミズって本当に解らなくて… 野草採集の直感として「コレは、食えるのじゃないか…?」と思ったのです…
 でも、イラクサ系って、似たものが非常に多くて、なかなか同定ができませんでした…

 1時間調べても解らず、少し千切って食べて、自ら人体実験までする始末。笑
 神農や、華岡青洲を思い出すワ。笑  キノコもそうですが、みんな人体実験さ!笑 幸い異変ナシ。笑!

 後日、偶然見つけたサイトで、判明した次第… コメントには「カラムシ」だと言っている人もいて、「カラムシ」と「アオミズ」はまた別ものですからね。似たものが多く、知ってそうな人でも、判別がホントに難しいのです…
 薬効を調べると、「ネトル」なんて言葉も発見し、「寝取る」に薬効などありませんからね…爆!

 湿地の日陰なんかにある野草なので、なかなか見つけられない野草かもしれませんが… 味はそのまま ミツバです!!!
 野草の三つ葉を食ったところで、私はその薬効を感じませんし、多食すると私はなぜか、お腹を壊しがちですが、アオミズはお腹を壊しません。結構、いい野草です! 
 当然ですが、野草ならなんでも薬効があるわけではありませんから。例えばクズの茎や、オオバコなど、お通じはよくなるでしょうが、食ったところで、精神的な影響は皆無です。
 アオミズはイイ感じで精神的にも影響があります。
 そもそもPANARIONは「薬籠」の意味です。私、こういうの好きなのです。心の薬籠。
 食べ方としては、豆腐と卵、牛スライスの卵トジがベストかな…
 牛しゃぶと、三つ葉の組み合わせはベストなので、イメージ湧くかと…
 この三つ葉臭って、加熱すると、すぐ飛んでしまうので、スープが完成した後に、火を止め、最後にアオミズを入れるのが正解ヨ。

 (註:プライベートでは料理写真などに一切興味ないので、こんなもんで。撮影で料理をこねくり回している間に料理は確実にマズくなります。スグに食うのがベストです。) 

 次にお勧めが、アオミズのジェノベーゼ。
 野草ジェノベーゼの中では、山椒と同じくらい、あるいは1位にしてもいいくらい、イケてると思います! ミツバ臭のジェノベーゼです。


 あと、ソバの薬味も良いかと…
(なんとなくですが、生よりもちょっと加熱した方が、薬効がある印象です)
 今NHKでやってる牧野富太郎さんにも聞きたいくらいだ。ちなみに牧野富太郎さんが「旨い旨い!」って言ってた、マグソタケにはちょっと幻覚作用があるのね。笑
 こんな田舎でも自然破壊が著しく、毎年、実に嘆かわしく腹立たしい実態だが、そんな中でも新しい食材、新たな発見ができるのはとても楽しい… 自然と一緒じゃないと誰も生きては行けない。
岩谷薫(Kaoru Iwatani)『Talking with Angels』ー天使と仏の写真家ー | Facebookページも宣伝