線香花火と婆さん | Talking with Angels 天使像と石棺仏と古典文献: 写真家、作家 岩谷薫

線香花火と婆さん

 前回のようにネガティブキャンペーンで放置したくはないので、忙しいのに無理から更新。笑
 そもそも、アマゾンがまともなら、こんな記事を書く必要もないのに…「この夏、いろんな事も書きたかったのだが…」 そもそも本来、自分の味方であるハズの企業が、若干敵化する残念感…それを告発する自分自身の不利益も充分知っている…
 「とは言え、あまり私に不幸感は無いんですよ…」
 「あぁ、またやりあがったな…」くらいの感じです… 正直、重度のバカは治りません…
 それが人間界です…
 そんなの誰もが知っている事です。アマゾンは「調査の為、進捗がございましたら連絡します」と言ってますが、ホボ、1月近く放置するつもりです。あの企業はいつもそうでした。自らの重大な問題を指摘され回答に窮すると、無視か放置で、被害者の諦めと疲労、忘却を待つのです。いつもがこのパターンなのです。調査などするまでもなく、スグ判明します。これが悪質外資系のやり方でしょう…
────────────
 この記事、7月頃に書きたかったのだが…
 私は老齢の母の歩行訓練を、1日2回しています。
 夜の訓練で、少しでも母に「夏らしい事をしてあげよう!」と思い、通販で、線香花火を買ったのですよ… 

 私が、子供の頃は、花火など、近所のおもちゃ屋で、バラで好きなものがいろいろ選べ買えたものですが… 今では、どこの店を探しても、下品な、セット物の花火しか売っていません… 「線香花火だけで充分さ…」
 シカタナシで、通販で…
 この通販のレビューを見て、驚きました!「暑中見舞いの封筒に、線香花火1つを入れる御仁がいるそうだ」!
 このハイセンスには、私、ハートを射抜かれました!笑
 (今、思うとお水の人かも…間違ってたらゴメンなさい!)でも、このハイセンスは、好きだナ~。なんだか、そんな気持ちで母にも線香花火なのです…

 御存知のように線香花火は関東式と関西式があります。私は関西人なので、関東式が初めてで、試しに、関東式を買ってみました…
 う~ん、でも関東式は和紙でくるんでいるので、スグ、最後の火の玉が落ちてしまいますね… ワラスボで作っている関西式は、最後の火の玉の持ちが違います。
 (あと、気のせいか、火花の枝分かれも関西の方が優れているかと…)


 また、ワラスボなので、花火を持っている人差し指と親指にまで、維管束の為、火薬の匂いが付いて、「この指に付いた火薬の臭いが、私の夏の思い出」だったりするので、やはり、私は、線香花火は、関西式の方が上かと…笑
 三島由紀夫さんは、「花火なんてあんな儚ないもの、悲しくて見ていられない!」とどこかのエッセイで書いていましたが、それを書いている頃には、充分、死ぬ気だったのでしょうね…
 そこまで切迫しなくても、母との線香花火は、風物詩としてトテモ良いものです…彼女にも良い思い出が出来たかと… 大切なのは思い出さ!『亡くなる心得』でも記した。
 このブログでもどこかで書いたケド、今の母は老齢で、幽霊さえ普通に見える歳になり、花火中や、歩行中にも、いつも幽霊に出会えるのが、結構、私的にはオモシロイ!これはまた長文になるので、別の機会に語ろうかと…
 必ず別次元があるものさ…『亡くなる心得』でも記した。
 花火から帰ると、庭で蝉が羽化していました!!
 この水没カメラなので、ピンボケは御赦し。爆!

 古来、中国では、仙人が天界へ行く事を、「蝉脱」(せんだつ)と言います。
 出典は忘れてしまいましたが、高徳な御仁が、畑の中で、立ったまま、蝉の殻のように死んでいたという中国古典怪談もあります。
 羽根を付けて、天使のように、死んでいこうゼ。(別次元へ) その方法は『亡くなる心得』に。笑
岩谷薫(Kaoru Iwatani)『Talking with Angels』ー天使と仏の写真家ー | Facebookページも宣伝