期限までに撤去は進むのか? | PSブログ-ぱちんこ店雑感-

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ただ、情報の正確さには常に気を配っております。

最近色々忙しくてブログの方が滞っておりましたm(_ _)m


少し時間が出来たので、またまた撤去問題について好き勝手書こうかなと。



先日UPした「下取り・買取りに出す場合のプチ情報」に書いた下取り等の価格については少し進展があった模様


こちらの方でも書いた事ですが、

日工組は当初、「撤去リストが発表された後にホールが率先して撤去した物に関しては設置中として扱わない」

というバカげた方針だったのですが、
とりあえずコレに関して少し方針を改めたようです。


以下一部抜粋


全日遊連からの要望

1次、2次、3次リストが提示されているが、それぞれのリストに記載されている機種は、それぞれのリストが出た時点でホールに設置されていれば、回収時に外れていたとしても「設置中」扱いとして頂きたい。

日工組回答

要望のとおり「設置中」扱いとする。但し、リストが出た時点でホールに設置されていたことを疎明する「撤去遊技機明細書」において、各製造業者における最終的な判断を必要とします。



撤去遊技機明細書というのは、ホールが新台入替等で遊技台を撤去する際に所轄に提出している書類の一つで
どの遊技機がいつ・何台外れたのかを書き記した物になるのですが
これをメーカーに提示する事によってリスト発表前に外れたのか発表後に外れたのかを判断するという事

これは既に始まっている「回収センターを通してのリスト機の回収」にも使われている方法ですが、
気になるのが最後の一文

「各製造業者における最終的な判断を必要とします」



えっ!?

要は「日工組の方針としては全日の要望を受け入れますが、あとは各メーカーに丸投げします」

という事でしょうか。



さっそく複数のメーカーに問い合わせましたが、

「その通り対応致します」

「まだ決まってません」

「今現状は考えておりません」

というてんでバラバラの回答でしたね。

まぁ対象の台数はそんなに多くはないので大きな問題では無いのですが、なんだかなぁという感じ。



この他にも各方面で色々動きがあるようです。


ご存知の通り

・1次2次リスト掲載機に関しては8月末まで
・最終3次リスト掲載機に関しては12月末まで

という撤去期限を業界で設けた訳ですが、喫緊の課題は

・1次2次リストが8末までに撤去出来るのか

・もし撤去が完遂出来なかった場合、ホールに対して何かしらのペナルティーが科されるのか

・ホールだけではなく、対象メーカーに対しても何かしらのペナルティーはあるのか


現状では多くのホールでは既に1次2次リスト機の撤去は済んでいますが、一部のホールでは

「8末までの撤去は考えていない」

と言っているホールも出てきているようです。


対象メーカーもホールにお願いをしているようですが、なかなか承諾してもらえない所もあるとか。


これに関しては立場によって意見も様々だとは思いますが、

「8末までに撤去が出来なかったホールに対しては何かしらのペナルティーは科されるべき」

と私は考えます。

でなければまじめに撤去したホールがバカをみる事になります。


それと同時に当該メーカーも

「撤去が終わるまでは保通協への持ち込みに制限をかける」

というようなペナルティーは科されるべきだと思います。


自社の機械が撤去されなかった場合メーカーは、

「何度も対象ホールにお願いしましたが撤去してもらえませんでした」

というような良い訳をするのだと思われますが、

これはメーカーがきっちり製造業者としての責務を果たした上で通用する良い訳ですね。



現状は誰の目から見ても明らかなように製造業者としての責務は果たされてません。



回収金額に関してもそうですが、日工組が提案している「リユース機を使った回収」一つとっても
今まで通り、もしくは今までよりも高い金額でリユース機を用意しましたので
ホールはそれを使って回収に協力してください。

と言われても「!?」しか頭に浮かびません。



リユース販売に関しては撤去問題以前からメーカーの販売手法の一つとして既に確立されているもので、
ホールに設置されている機械をメーカーへ返却し、一部の部品やスペックを変更して再度納品するというもの

メーカーは新たな部材をあまり必要しない為に安価で提供でき、ホールは新しいスペックの機械を安価で購入出来る
入替による廃棄も少なくなり、環境にも懐にも優しい素晴らしいシステムだと思います。


今回の撤去問題にこのリユースシステムを使うというのも理にかなっているのですが、
今までと同等かそれ以上の価格で販売するというのは、
それ即ちメーカーは回収に関して一切負担をせずにホール全負担を押し付ける格好な訳ですよ。

元々利幅の大きくはないリユースではあるのでしょうが、
今までと同額かそれ以上の価格でのリユースというのは筋が通りませんね。


とは言え、メーカーとしても現状の様々な問題はさすがに響いているようで

フィールズ2017年3月期 第1四半期決算

藤商事2017年3月期 第1四半期決算

まぁフィールズさんに関しては2016年3月期決算でも大幅な減益でしたし、
今回の釘問題云々というよりも抱き合わせなどのあまりに横暴な販売方法の付けが回ってきただけで
全く同情の余地も御座いません。

上場はしてませんけど京楽さんもここ1,2年はかなり厳しい状況と予想されてますが、
こちらもフィールズさん同様に付けが回ってきたという感じでしょうか。

藤商事さんに関しては販売方法もまともな方ですし、定期的に良い機械も販売しているだけに
頑張って欲しいなと応援したい気持ちにはなります。

8月に入ってからは他の上場メーカーさんも決算を発表しますが、
どこも厳しい内容になりそうですね。

撤去問題云々というよりは保通協の適合率が依然として低く、販売する駒が圧倒的に少ない事
4月からの「新遊技機流通制度」による人件費等の負担増が影響してそうです。




1次2次リストの撤去期限まで丁度1ヶ月、3次リストの撤去期限まで残り5ヶ月となります。

メーカー・ホールの双方が納得のいく条件というのは難しいのが実情ですが、
ホールとしてまずやれる事は、

年末までの撤去のスケジュールを組みつつも、
回収金額の条件がふざけたメーカーや、抱き合わせを強要してくるメーカーの機械は
年末ギリギリまで撤去せずに設置しておきましょうw

先日も全日の方から抱き合わせ等に関する文章が流れてましたので目を通したホールの方も多いと思いますが
こんな時期でもまだ抱き合わせ等を行っているメーカーは全日もしっかりと情報を集め、
場合によってはきっちり公式の場で実名でメーカーに抗議すべき。

それと同時に決め事を守らないホールに対してももう少し何かしらの強制力を以って対処出来れば良いのですが、
健全化機構のようなペナルティーは科せないものなのでしょうか。

おしまい