久々に業界人ブログっぽく機械について書いてみる。
HITするかどうかは微妙な所ですけど、個人的には出すまで打ってみたい「コードギアスR2」
スペック等は他の解析ブログさんなどにいっぱい載ってるのでスルーしますが、
とりあえず機械を評価する上で比較対象となる前作との比較から。
前作との大きな違いはARTの仕組み
前作のARTは、セット上乗せ＆ループARTの２種類
基本的に超高確ART「ガウェインART」か「ループシステム」に入らないとまず続かない仕様
それに通常ベースが同時期のA+ARTの中ではもっとも低い部類で、ART突入率も低かった。
それ故に単価も高く、けっして遊びやすいタイプではないけれども、
ひとたび事故ると終わらないって感覚を味わえた機械。
ARTの仕様は違うけどロデオのモンスターハンターのように事故らせてナンボの機械。
こういった機械はA+ARTという低純増の性質上、
取りきれない事も多く設計出率よりも実出率が低めに推移した機械でした。
ではR2の方はというと、
ARTの仕組みはセット上乗せというよりは継続システムに近い感じ。
ART中は、バトルを優位にする「バトルピース」を獲得し終了後バトルパートへ。
バトル中は獲得した「バトルピース」を使って攻撃、
その後与えたダメージによって継続率抽選し、勝利で次のセットへ。
ART中に「SPピース」（継続確定）を獲得していた場合はバトルパートで「バトルピース」を消費せずに継続。
特定セットのバトルで出現する可能性のある（１０セット目は確定？）スザクとの戦いに勝利した場合は、
上位ARTである「ゼロレクイエム」へ突入。
突入時の期待枚数は約2200枚。
ART中に引いたボーナス中は「バトルピース」獲得抽選。
C.C.揃い時は「SPピース」確定。
ボーナス終了後のART準備中は「ピース」獲得高確率状態。
要はART中にボーナスいっぱい引けって事で。
他にも今作も上乗せ特化プレミアの「ギアスラッシュ」などもありますが、
とりあえず簡単なフローはこんな感じ。
ではプレイヤーが一般的に体感するゲームフローを想像してみましょう。
バトルパートで選択されるナイトオブラウンズ（通常ARTの敵キャラ）によって期待度が違う為、
「バトルピース」消費毎の与ダメージに差を設けてると思われますが、
基本的にはバトルピースを使ってある程度までダメージを与え、
最終バトルで継続抽選ってのが一般的なフロー。
継続確定のSPピースやバトルピースを大量に持ってのバトルってのはそんなに頻度が高くなさそう。
よって基本は継続率で踏ん張ったりボーナスを絡めてセットを重ねつつ
上位ARTへの鍵となるスザク出現を待つゲーム性。（３，５，７連時出現抽選）
かなり展開が良く無い限りは自力で１０連スザクまでは難しい。しかもそこで勝利しないといけない･･･
よってART突入直後に事故を起こさない限りは
継続バトルで数個の「バトルピース」を持って継続バトルに臨む形になる事が多いため、
自ずと単発、２，３連が多くなると想像出来ます。
なのでこの辺は前作と変わらないですね。
前作の爆発のトリガーだった「ガウェインART」＆「ループシステム」を
「ゼロレクイエム」に置き換えたという感じで尖ったARTという印象はそのまま。
前作よりも単価が低い理由は、ベースが少し上がっている事と、ボーナス・ARTの確率が少し軽くなっているから。
それでも現行A+ART機の中では単価は高めの約3.1円。
同様の単価で同じようなA+ARTの機械でいうと、慶次戦めしや今月導入のトータルイクリプスが比較対象。
どちらもA+ARTの中では一撃に比重を置いたタイプ。
最近の機械の傾向としては一撃に比重を置いたタイプよりも
初当り重視や1000枚･2000枚比率を高めた機械の方が受ける傾向が強い。
これは、高射幸タイプが好きなプレイヤーはまだ旧基準の機械を打っていて、
それらの層を低純増な機械で引き付けるのは現状難しいから。
主に新基準を打っているのはライトユーザーや新台好きユーザー、
コンテンツで打つユーザーなどが多いのではないかと言われてます。
なので、どうしても低純増な機械で高射幸を高めた所で
そもそも打っている層と打たせたい層が全く違うから稼働しない。
メーカーは高純増AT機である「北斗転生」と「コードギアスR2」を比較対象にしてセールストークしてますが、
全く的を射てないセールストークですね。
最近登場した一撃に比重を置いたA+ART機の結果を見る限りは「コードギアスR2」もちょっと厳しい。
ただコンテンツ力はかなり高い部類ですし、前作の一撃を味わった層への訴求は可能。
1ヶ月の自粛明けという事で新台好きプレイヤーは目を引く新台を待ってる。
そういう意味では欲しい新台ではありますね。
最近出た高単価のA+ARTの中では一番良い結果になるのではないでしょうか。
ただやはり今は単価2.5円から高くても2.7円くらいのA+ART機の方が実績は残せると思います。
今後適正な単価ってのは徐々に上がっていくでしょうが、それはもう少し先の話。
あぁ早くカレンに会いたい･･･w