今日は月に一度の医局会ニコニコ

こういう話をしたことがありませんでしたが、私は現在、東京都中央区にある福岡歯科新川院という所で働いています。 医療法人社団明徳会という大きな組織で働く、勤務医です病院

今日の医局会ですが、新川院のスタッフはもちろん、理事長もおみえになり、スタッフ教育を目的としたお話しがありました。初めてのことではありません。理念や福岡歯科のクレドについて、定期的に繰り返し、体に焼き付けるかの様にお話しがあります。以前理事長が、私達は壊れたレコード板の様に同じ事を言い続けますよ…と私に話してくださったのを思い出します白背景有り

教育は一日でできるものではありません。毎日毎日言い続けることによる躾が必要だと。そう言ったのは、カシータのオーナー高橋滋さんですが、このような事に興味を持つようになったのも、この病院で働くようになってからです。ホスピタリティという言葉は大学にいた頃から、念頭にはあったつもりでしたが、ここまで重要だと考えられるようになったのは、この病院にきてからです。

「お客様に真剣」ですか?―サービスの合言葉/高橋 滋

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それまで私は、歯科はサービス業ではないので、過度なサービスは必要ないと思っていました。しかし私たちの仕事は、受け手の患者さんとの信頼関係で成り立つものです。

 完治した心療内科の患者さんに、「あなたが病気を克服できた最大の理由は?」と質問したら、なんと26%の人が「先生との信頼関係があったから」と答えたそうです。まあ、この結果はあくまで心療内科という特殊な分野ではありますが、それでも、患者さんとの信頼関係が、その人の病を治す上でいかに重要かは、お分かりいただけるかと思います。

 そこで信頼関係をより密接なものにするために、サービスという行為は必要不可欠だと思います。サービスを越え、それが感動につながった時、患者さんは今まで以上に私たちを信頼してくれるようになる。今まで、話も聞いてくださらなかった歯ブラシ指導も、まるで世間話をするかのように打ち解けて聞いてくださり、一生懸命ブラッシングをしていただけるようになる。そうやって、関係も良くなり、治療もスムーズに出来るようになってくる。

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信頼関係が成り立たないと、自費治療の話をしただけで、「この先生、ふっかけてきたな!」と言わんばかりの顔をする方もいらっしゃいます。人と人とが接する仕事である限り、私たちは信頼関係を築き、話の意図がわかりあえるくらいのところまで、お互いを理解し、尊重し、より良い治療ができるように、努力しあえるようにしていかなければならないと思います。

それには、やはり、サービスは必要不可欠ですよね・・・