東京マラソン2017 | 奇跡の今日一日

奇跡の今日一日

山岳ガイド宮崎薫ブログ

 

2月26日(日)、倍率10倍以上の抽選をくぐり抜け初めての東京マラソン。スタートラインに立てるだけで感謝だ。

 

今年から新しくなったコースは、東京都庁~飯田橋~神田~日本橋~浅草雷門~両国~門前仲町~銀座~高輪~ 日比谷~東京駅前。

 

前日、東京ビックサイトまで出向きゼッケンと参加賞のTシャツを受け取って、気分は前日から盛り上がっている。

 

 

新宿駅に着き、まずはゼッケンナンバーによって異なる入場ゲートへ。

 

入場ゲートでは昨日の受付でつけられたリストバンドで本人チェック。ボストンマラソンでのテロ以降、セキュリティはかなり厳しくなっている。

 

 

そして入場ゲートから少し進むと、次は金属探知機を通って手荷物チェック。まるで飛行機に乗る感じ。

 

 

手荷物チェックを通過したら、あとは着替えて手荷物を預けスタートラインへ。なにしろ3万人以上が参加するため、スタートラインにたどり着くだけでも大変だ。

 

スタートエリアに早めに並んでも1時間以上待たされることになってしまうから、今のうちに次はトイレへと並ぶ。かなりの数の仮設トイレが設置されているにもかかわらず、これがまた大行列。

 

 

トイレを終えて走る姿になって手荷物を預けると、今度は寒さのためまたトイレに行きたくなって並ぶ羽目に。今度走る機会があったら、使い捨てのポンチョかアルミシートか羽織って走り出したら捨てよう。

 

 

ようやくスタートエリアに整列して、小池都知事の挨拶、国歌斉唱のあとスタート。そして走り出してスタートラインにたどり着く前、真っ先にまたトイレへ。待たされてる間に冷えたのもあるけど、風邪薬のせいもあるかも。

 

 

新宿西口から大ガードをくぐって靖国通りをものすごい数のランナーが走っていく様子は、自分も走ってるんだけど現実感がちょっとないというか、あまりに非日常的で不思議な感覚に襲われる。

 

 

集団のペースに合わせるまま、市ヶ谷そして5km地点の飯田橋へと。そしてまたトイレロス。トイレはコース中かなりの数が設置されているの助かる。

 

 

結局、前半3回トイレロスするはめになってしまったが、後半は落ち着いて大丈夫だった。

 

神田駿河台を通り左手に母校の姿も。

 

 

そして10km地点の日本橋へ。

 

 

15km地点の雷門前を折り返し、東京スカイツリーが見えるとテンション上がりまくり。

 

20km地点、門前仲町の中間点折り返しから日本橋へと戻る。

 

 

ゼリーは補給しながら走っていたが、体が糖分を欲しエイドで用意されてたヤマザキのチョコパンが涙ちょちょぎれるほど美味い。

 

 

走っていて感じたのは、外国人ランナーの多さ。外人枠でもあるのだろうか。特に中国や台湾の方が多いように感じた。

 

 

台湾の女子ランナーはタイツの上にランパンを履かないことが多いみたいで思わずガン見。

 

30km地点の銀座を超えた辺りで次第に疲れてきて、品川の手前34kmで一度止まってストレッチ。38kmで右足ハムストリング痛のためまた止まる。あとは気力しかない。

 

 

ゴール手前、ブランド店が連なる石畳の丸の内仲通りはまさにビクトリーロードだった。

 

沿道両脇を埋め尽くす大観衆の声援に後押しされながら走る、最高に気持ちのいいフィナーレ。

 

記録は4時間46分11秒、目標だったサブ5でなんとか走ることができた。

 

 

ボランティアスタッフから完走メダルを首にかけてもらい、フィニッシャーズタオルを肩にかけられると、なんかチャンピオンになったみたいな気分。

 

 

都庁近くから東京駅前まで、3万人以上分運ばれてきた手荷物を受け取って終了。

 

これだけ巨大な大会なのに、多くのボランティアスタッフの働きのお蔭で、非常にスムーズな運営で気持ちよく走ることが出来た。多くのボランティアスタッフの皆さんに感謝です。